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｢やさし〜な〜〜ショッピくんは｣
｢…チーノさん、ちょっとクソ先輩に似てきたっすね。心無さすぎやわ｣
｢なんでぇ？この人が捕虜なん、忘れとんちゃうやろな？｣
へらへらした様子から打って変わって、真剣な表情で彼が言う。
ショッピは無言のまま彼を見つめ、はぁ、とため息をついた。
｢それとこれとは別ですわ。レディーファーストって知ってます？｣
｢Aさんやなかったら助けてないくせに。何かっこつけてんねん｣
｢うっさ黙れ｣
｢………、Aさん、これどこまでですか｣
｢研究室ですけど……運んでくださるんですか？｣
｢今回だけですよ｣
｢え！ありがとうございます｣
正直、ここまでだけでふらふらだった私からすればその申し出は有難い。
ぱあっと表情を輝かせた私を見て、彼は視線を逸らした。何故、と思ったがそんなにやばい顔だったんだろうか。
早々に歩き出してしまう彼に早歩きでついていく。
｢俺も行きま〜す｣
｢は？チーノついてくんな｣
｢ええやん！俺も話したいもん｣
私が彼の隣に並ぶと、逆隣にぐるぐるメガネの彼がすぐに追いついてきた。
ショッピは嫌そうな顔をしたが、彼はお構い無しに話しかける。
｢そういえばAさん、我らが軍団長とお付き合いされてるとか？｣
｢…鬱さんのことですか？それ今日5回目位ですね。そのような事実は一切ないです｣
｢あはは！まあですよねぇ、大先生のタイプちゃうし、聞いた時なんでやろなって思っとったんです｣
軍団長とは誰か一瞬考えたが、今日聞かれたことといえば彼に関しての話題ばかりなので安易に予想できた。
彼は笑顔で中々酷いことを言うので、時々うん？と思ってしまう。言い方が明らかにわざとなのが一瞬で分かる。
彼は嫌われにきている、私に。
｢そうだ。大先生の本命彼女、実は街にある花屋の女の子なんですよ〜？知ってました？｣
｢いえ、存じ上げませんが｣
｢ありゃ、教えてなかったんすね〜。｣
彼はわざとらしく、しまった〜、と額辺りに手を当てた。先程からわざとらしい言動や行動が目立っている。
今まで黙って聞いていたショッピも、そんな彼に流石に苛立ったのか眉間に皺を寄せて口を開いた。
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味噌かつ - Twitterフォローさせていただきました！いつも繰り返し見てます！神作だと思ってます！素晴らしい作品をありがとうございます！ (5月14日 20時) (
レス) @page46 id: ed221277ea (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 柊木さん» ありがとうございます..！！そうおっしゃって頂けて嬉しいです(TT)良かったです！もっと考察出来るような深い作品に出来れば良かったのですが、自分の技量ではそうもいかず、、今後もそうおっしゃって頂けるよう頑張ります！！ (2021年3月13日 9時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 白夜ちんさん» いや、彼らをそう仕立て上げた裏の支配者は私です・・・(？)是非そうしてやってください！！ (2021年3月13日 9時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
柊木(プロフ) - すごく考察に入りたいレベルで好きです…。勝手にスパイの目星をつけて楽しんでます！ 本当に面白くて好きです！ (2021年3月12日 0時) (レス) id: 98823b925f (このIDを非表示/違反報告)
私猫(プロフ) - 夢主ちゃん？！？！ (2021年3月11日 14時) (レス) id: a5b5a226ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年3月3日 11時
