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彼が何かを言いかけたところで、シャオロンが私の名前を呼んで彼の顔めがけて肘で攻撃した。
左方向に飛ばされた彼は、壁にぶつかり衝突した場所を痛そうにさすっている。
シャオロンはそんな彼に目もくれず、私の両肩を掴んだ。
｢良かった……！！！俺、俺っ……、絶対1人にしたん間違いやったよな………｣
｢いや、シャオロンさんも一緒に来てたら、多分もっと警戒されてましたから…、心配してくれたんですね｣
｢当たり前やろ！！………あ、｣
彼は何かを思い出したような顔をして、じわじわと頬を赤く染めた。
私も彼に言われた言葉を思い出し、伝染するかのように顔に熱が集まる。
なんだか気まずい雰囲気が流れたが、それを断ち切るように鬱が横槍を入れる。
｢なんっやねんその空気！！！キッショ！！！！！僕もおりますけどぉーーー！！！？？？！｣
｢うっさいわお前…｣
｢Aさん｣
彼らのやりとりを傍観していると、聞き覚えのある声が背後から聞こえる。
後ろを振り向くと、ひらひら手を振ってこちらに歩み寄ってくるショッピの姿があった。
｢怪我無さそうで良かったっす｣
｢ショッピさん。ショッピさんも、怪我してないみたいですね｣
｢まぁ俺は武器班でしたから。…そういや、見張っとくんでとか言った矢先秒で持ち場離れたんすけど、その後大丈夫でした？｣
彼は平然とそう言って、そういえば城内に侵入する前は彼と一緒だったことを思い出す。
そういえば薬品庫に入って任務を遂行している途中、兵士が入ってきて肝を冷やしたのを覚えている。
まさか彼がちゃんと見張っていれば、ゾムがわざわざ助けに来ることも無かったということなのでは？おいショッピ？
｢ちょっと！ちゃんと見張っといてくださいよ！！大変だったんですからね！？｣
｢すいません。でもゾムさん助けにきたでしょ？あの人、持ち場につかずにずっと俺らのこと見てましたから｣
｢は？あいつばりサボっとうやん｣
｢え待って、やからか兵士多かったん…、マジかあいつ｣
はぁ、と深いため息をつくのはシャオロンだ。
私は自分の任務内容しか聞かされていないので彼らの事情は全く知らないが、何か不具合があったに違いないだろう。
ショッピは少し私の顔を覗き込んで、普段の無表情を崩し少しだけ口角をあげた。
｢お疲れ様です、Aさん｣
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あまね(プロフ) - 完結！おめでとうでふ！ (10月29日 11時) (
レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
パリラ - 凄いですね、、、もう本当に好き過ぎて一日で読み切りました！ (8月30日 10時) (レス) @page27 id: 326cf2b718 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - これめっちゃ前に見てそれからずっと探してたんですけどやっと見つけて徹夜で読みました、、！！スリルがあって何より菊さんが好きすぎて！！最高でした！！素敵な作品をありがとうございます！ (2022年5月4日 4時) (レス) @page27 id: 1132857e69 (このIDを非表示/違反報告)
輝月(プロフ) - 久しぶりに占ツクに戻ってきたら好みの作品見つけて一気に読んでしまいました！これは今後がとっても気になります！素敵な小説をありがとうございます！ (2021年7月22日 21時) (レス) id: 4cc550c3ab (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - みちゃくちゃ好きな作品！！！！完結？おめでとうございます！！オチ…みたいけどTwitterやってねぇ…！！ｸｿｩ…他の作品でも頑張って下さい… (2021年6月25日 22時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年3月23日 9時
