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最近ショッピさんが訪れなくなった。
もう見張らなくて良いと判断したらしい。
今日も風呂を出たあとはすぐに自室に戻っている。
今日は色んなことがありすぎた。本当に。
相変わらず私は掃除係を言い渡されている。
薬品を作る研究員だというのに、掃除だ。せめて材料量り位させてくれ。
清掃員より掃除をしているんじゃないか、と錯覚するほど箒を動かしていた気がする。
そう思いながら自室に戻ると、力なくベッドに倒れ込んだ。
低反発で、触り心地のよいベッドが私の全体重を受け止めてくれる。
布団もかけていないがそのまま眠りにつこうと瞼を閉じた_______のだけれど、その瞬間ノックの音が2回聞こえる。
久しぶりの訪問に身構えたが、恐らくショッピさんだろうと踏んで扉を開けた。
｢ショッピさん、ノックは3回で________｣
と、そこに立っていたのは、黒髪ではなく真反対の金髪の男だった。
私は驚いて声すら出なかったが、目の前の彼は不機嫌そうに顔を顰めている。
え、何故ここにいる？え、怖いんだが…？
ノック2回はトイレですよって、え、
｢ショッピじゃなくて悪かったな｣
｢あ………いや、まさかコネシマさんだとは｣
｢………………これ｣
ん、と彼が差し出してきたのは小さな箱だった。
私はそれを彼から受け取り、なんの箱だろうと疑問に思う。
｢……それ貰いもんやから。俺はいらんから、お前にやる。じゃあな｣
｢え、あ、ありがとうございます…？おやすみなさい｣
｢おう｣
彼は無表情のまま、扉を閉めて去っていく。
一体なんだったんだ、と思わず口に出しそうになった。
彼の訪問で一気に目が覚めて、ベッドに腰掛ける。
とりあえず小箱の中身を確認しようと、紐を解き箱を開けた。そこには、予想もしていなかった高価そうなネックレスが上品に飾られていた。
｢は……………！？｣
え、なにこれ？
え、怖い怖い怖い。どういうこと？
彼の意図が分からない。
貰い物だと言っていたが、男性の彼がこんな明らかに女性ものを貰う訳がないと思うのだけれど。
一体本当にどういうことなのだろう？と再び疑問を抱く。
私はとりあえず蓋をして、引き出しの奥底にしまいこんだ。
今日はもう考えるのをやめよう。うん、疲れたし！
考えるのをやめて布団に潜ったが、やはり意味が分からなくて考えてしまう。
私はそれから、中々寝付くことが出来なかった。
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叶子(プロフ) - アキさん» そうおっしゃって頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年3月2日 19時) (
レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - この作品のknｼﾏさんが好きすぎて更新が本当に楽しみです！とっても面白いです、応援してしています！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 41a4293417 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 方舟さん» いえ私は全く何の関係も知識もないド素人でございます(^^ は！看護学生の方でしたか・・！実際学ばれている方からすれば不自然な点が多々あると思います； なるほど！それは是非お聞きしたいですね。近々お迎えにあがりますのでどうかその際はよろしくお願い致します。 (2021年2月24日 1時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 叶子さん» のんびり、気ままに更新まちまこ (2021年2月23日 21時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
方舟(プロフ) - 続編前から読ませてもらっています。わざわざ薬の成分や、効き方を調べるだなんて…もしや本職だったりします？元（ここ重要）看護学生なのですが、時代相応かはさておき、あるある話等提供はできますので、必要があればお声がけ下さい。 (2021年2月23日 19時) (レス) id: 894a36e101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年2月23日 16時
