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｢……………………………うっ｣
｢どうしたん？箸進んどらんけど｣
｢いやゾム、A吐きそうやん。こいつにまでお前の食害させんなや｣
無理矢理天ぷらを口に押し込んでいたが、食べたもの全て出てきそうだ。気持ち悪い。
うっと口元を押さえる私の背中をさすってくれているのは、途中から合流したシャオロンさんである。
私の器にこんもりと乗せられたえび天ぷらを見て引き気味だったが、すぐに彼の食害であったことを察してくれたらしい。
｢吐きそう？｣
｢いえ、なんとか…………。ずみまぜん、助かり、ました｣
｢無理すんなよ。吐かれても困るしな｣
｢そんなんも食べれへんとか胃袋並の女以下やけど…………、ほんまに筋肉ついとんか？｣
｢まぁそれは俺も思うけどな。………こんな細っこいのに、ばり力強いんか。腕相撲せえへん？今｣
吐きそうなのに力入れられるか！全部出るわ！
と、そんなやり取りをしていると、遠巻きにこちらを見る視線が背中に刺さった。
｢あ、シッマや｣
｢おう、シッマ〜｣
彼ら2人は、コネシマさんを見て手を振った。
私も振り返って彼を見ると、彼とバッチリ目が合った。
普段はすぐ視線を逸らされていたのに、私がその目を逸らせないような瞳でこちらを見つめている。
なにか応答待ちなのかと思い、少し笑って頭を下げると驚いたように目を開いていつも通り視線を逸らされてしまった。
｢なんやあいつ。Aのこと見て｣
｢お前、またなんかしたんちゃん｣
｢いや、なにもしてないですよ｣
｢とか言って〜。あ！てかシッマ助けたんAらしいな｣
彼はそう言って、また助けたんやなと嬉しそうに顔を緩ませる。
目の前の彼は、そうやったんやと口に含む食べ物を咀嚼させながらそう言った。
｢さっすが〜。大先生が俺んとこまできて、Aちゃんが助けてくれたんや！て言いにきてんで。ありがとうな｣
｢いえ、それは当然のことというか……。そこまで感謝される意味が分からないです｣
｢そら感謝するやろ。シッマ、近接部隊の2番隊長やで？1番は俺！｣
｢へえ｣
｢あん？興味無さそうな顔すんなや｣
彼は私の耳を軽く引っ張る。痛い痛いと大袈裟に反応すれば、すぐに手を緩めてくれた。
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叶子(プロフ) - アキさん» そうおっしゃって頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年3月2日 19時) (
レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - この作品のknｼﾏさんが好きすぎて更新が本当に楽しみです！とっても面白いです、応援してしています！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 41a4293417 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 方舟さん» いえ私は全く何の関係も知識もないド素人でございます(^^ は！看護学生の方でしたか・・！実際学ばれている方からすれば不自然な点が多々あると思います； なるほど！それは是非お聞きしたいですね。近々お迎えにあがりますのでどうかその際はよろしくお願い致します。 (2021年2月24日 1時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 叶子さん» のんびり、気ままに更新まちまこ (2021年2月23日 21時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
方舟(プロフ) - 続編前から読ませてもらっています。わざわざ薬の成分や、効き方を調べるだなんて…もしや本職だったりします？元（ここ重要）看護学生なのですが、時代相応かはさておき、あるある話等提供はできますので、必要があればお声がけ下さい。 (2021年2月23日 19時) (レス) id: 894a36e101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年2月23日 16時
