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O国は滅んでしまったのだろうか。
私は司令官の死に際を見ていないが、あの様子だと息絶えてしまっただろう。
彼の司令のもと国が成り立っていたので、彼がいなくなってしまった後国はどう行動するのか。落ちこぼれとはいえ、薬品関係の研究者と薬剤師は全て捕虜にされてしまった訳だが。
そこでふと、捕らえられている彼らのことを思い出す。川田は足を折られ、菊さんは無惨に軽く放り投げられていた。結果私だけが無事に終わった訳だが、皆はあの後大丈夫だったのだろうか。
昨日の今日とは思えないほど色々あったので、酷く体が疲れていた。
少しの間だけ目を閉じようとしたが、そのまま私は眠りに落ちてしまった。
.
｢全員揃ったか？｣
｢………大先生は？｣
｢は？………………またかあいつ。もういい、始めるぞ｣
これより、O国侵攻会議、反省会を始める。
その一言で、会議という名の反省会が始まった。
大先生と呼ばれたそいつの席は空席で、今や遅刻魔常連に成り下がっている。
大先生だけかとふと斜め前に目を向けると、大先生の席ではないところが空席になっていた。
｢待て、チーノは？｣
｢あいつも？鬱軍団どうにかしろや｣
｢いやぁ……、俺も一緒にせんでくださいよ｣
｢で、俺はお前らに説教しなきゃならないようだが？｣
俺、コネシマ、ショッピの会話を無視してグルッペンは話を続ける。
お前ら、といって目線を移したのはゾムとシャオロンだった。
彼らは不服そうに顔を歪め、言い訳がましい抗議を始める。
｢やって、あいつまじもんの屑やったんやもん｣
｢めっちゃ隙だらけやってんもん…｣
｢シャオロンは発作か｣
｢はぁ…あれだけ殺すな言うたのに。貴重な情報源が｣
｢でも、ほんまにA達のことは約立たずって思っとる感じやった。最初は作戦通り人質にして脅してんけど、殺してどうぞって言われてんな｣
｢ほう。……何故だ？彼女らが優秀であることに気付かない位バカだったんか？｣
｢さぁな。でも胸糞悪かったし、勢いで殺ってもうたわ｣
彼は何の悪びれもなくそう言った。当然だろう、と言わんばかりに。
ゾムも人知れず読めない奴だが、感情に任せるタイプではない。そんな彼の癇に障る程の人物だったのだろうか。
｢あ！ちょっとええ？｣
｢なんだ｣
｢俺とシャオロンが倒れさたって報告した時あったやろ？｣
｢あ、せやったな。あれどうしたん？そん時カメラ見てなかったんよな｣
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叶子(プロフ) - アキさん» そうおっしゃって頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年3月2日 19時) (
レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - この作品のknｼﾏさんが好きすぎて更新が本当に楽しみです！とっても面白いです、応援してしています！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 41a4293417 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 方舟さん» いえ私は全く何の関係も知識もないド素人でございます(^^ は！看護学生の方でしたか・・！実際学ばれている方からすれば不自然な点が多々あると思います； なるほど！それは是非お聞きしたいですね。近々お迎えにあがりますのでどうかその際はよろしくお願い致します。 (2021年2月24日 1時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 叶子さん» のんびり、気ままに更新まちまこ (2021年2月23日 21時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
方舟(プロフ) - 続編前から読ませてもらっています。わざわざ薬の成分や、効き方を調べるだなんて…もしや本職だったりします？元（ここ重要）看護学生なのですが、時代相応かはさておき、あるある話等提供はできますので、必要があればお声がけ下さい。 (2021年2月23日 19時) (レス) id: 894a36e101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年2月23日 16時
