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放たれる矢をなんとか避けつつ、運がいいのか彼と私の間に手榴弾が転がって爆発した。
その衝撃と恐怖で泣きそうになったが、足を止める余裕もなく必死で走って街を抜け、森の茂みに倒れ込む。
幸い怪我などもしておらず、体力を消耗しただけで回避出来たようだ。安心するのはまだ早いが、流石に前回の死因であるあの2人による死亡フラグは折ることができただろう。
息を整えていると、ガサガサと茂みの草が揺れる音がする。それは風ではなく、明らかに人工の音だった。
危機を感じで息をのみ、ぴたりと死んだように動きを止める。近付いてくる足音にどくどくと心臓の音を跳ね上げながら、ぐしゃりと顔の近くの雑草を握った。
｢__Aちゃん？！｣
｢おぉ、無事だったか！｣
え、と思わず目を開ける。
すると目の前に広がったのは、見知らぬ年老いた女性と男性が、目を潤ませてわなわなと震えている様子だった。
｢無事でよかった……
でももう、この国は終わりじゃ……、Aちゃんも、ワシらと一緒に逃げるんじゃ｣
｢もう皆、奴らに殺されてしもうとる。｣
震え上がった手で両腕を掴まれ、潤んだ瞳で私に訴えかける。
全く知らない赤の他人だが、この世界では相当親しみのある人物なんだろう。
彼らの名前を知らないので名前を呼べないのが心苦しいが、こくんと首を縦に振るとご老人も力強く頷き、私の腕を引いて指をさした。
｢あの馬車に乗るんじゃ｣
.
｢戦争中…！？｣
｢ここ最近ずっとそうだったじゃろ。号外を見ておらんのか？｣
急いで乗った馬車に揺られ、運転しているご老人の男性を除き、見た目60代後半の老いた女性と私が中で話していた。
残機、ヒント、好感度がある時点で何かしら現実世界での"ゲーム"と合致する為、私のいた世界を現実だとするとこの世界は空想の世界ということになる。仮に夢だとしても、自我がある時点であの痛みに耐え抜くのは非常に無理があるので夢の中で生き抜いていかなければならない。
その為にはこの世界がどういう世界線の設定かを知る必要があった為目の前にいるご老人女性に聞いてみたところ、丁度自国が戦争中で敗北の声明を出す手前だったらしい。
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あまね(プロフ) - かんけつ？！ (10月29日 12時) (
レス) @page21 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
かす(プロフ) - かこつです！！！めっちゃ好みでコメントさせてもらいました！お身体に気をつけて、更新お待ちしておりますー！！ (8月19日 16時) (レス) id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - この作品めっちゃ好きですぅぅ!!!!!!!!めっちゃ面白いですぅぅぅぅぅ!!!!もう最高です!神作者様ですね!!!! (2022年12月17日 18時) (レス) @page21 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - コメント失礼します！めちゃくちゃこの小説好きです！好みドストライクなんですよ！夢主ちゃん残機3かぁ。多分残機0でハッピーエンドになると思うんですが後3回死ぬとなるとどうやって殺されるのかめちゃくちゃ気になります！これからも無理せず更新頑張って下さい！ (2022年8月17日 22時) (レス) @page21 id: 77487c3926 (このIDを非表示/違反報告)
rimu@他力本願寺建設完了！ - コメント失礼します！もう残機が3なのでめっちゃハラハラして見てます！夢主ちゃんガバるなよ〜…。更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月15日 22時) (レス) @page16 id: 251d2d6b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2022年7月31日 15時
