▽ ページ12
ーーージリリリリリ！！！！
｢！敵襲か！！｣
｢早く逃げるわよ！｣
｢きゃああ！！！！｣
初めて聞くサイレンの音に脳がくらりと揺れた。
唖然とする私を置いて、他の社員達は立ち上がってバタバタ走りながら執務室を出ていく。
状況が全く掴めないが、逃げた方が良さそうなのは確かなのでサイフと携帯を持って立ち上がる。
｢なにがどうなってるの…｣
首から下げた社員証を大きく揺らしながら走る。
どこもかしこもパニックになっているようで、悲鳴と叫び声が飛び交っていた。
何が起こったのかも分からないし、どこに逃げたら正解なのかも分からない。
そういえば敵襲だと誰かが叫んでいた気がするけどーーー
｢撃て！｣
｢いやああ！！！！？！？！｣
入城して1ヶ月も満たないこともあり、広い城内はまだ把握しきれていない。
周囲を見渡しながら出口を探していると、軍服を身にまとった異色の人間がこちらに銃口を向けていた。
今までの人生で銃なんて向けられたことなんて一度もない。
平和主義の国で生活していた私は特に無線の話だったのに。
じわりと、恐怖で涙が溢れる。
パァン！と放たれた銃弾を間一髪避けて、ふらふらになりながら前に進む。
どこに、どこに逃げたらいい。
私、また死ぬ？
別に悪いことしてないじゃん、なんで私がこんな、
ぼろぼろ涙を流しながら次の発砲音にびくびくしていると、前方から見覚えのある2人組が視界に入った。
それはどちらも黒縁のメガネをかけている、赤いマフラーの男とよれたスーツの男だった。
よれたスーツの男にゾッとトラウマ映像を思い出させるが、私はこの城に勤務しているので彼らは味方であるはずだ。
それにトントンは私の姿と名前をばっちり承知しているはずだし、流石に敵とは思わないだろう。
目を見開いた彼らが手に持つ弓を構えると、瞬時に弓を引いて矢を放った。
ーーーーあら？
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あまね(プロフ) - かんけつ？！ (10月29日 12時) (
レス) @page21 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
かす(プロフ) - かこつです！！！めっちゃ好みでコメントさせてもらいました！お身体に気をつけて、更新お待ちしておりますー！！ (8月19日 16時) (レス) id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - この作品めっちゃ好きですぅぅ!!!!!!!!めっちゃ面白いですぅぅぅぅぅ!!!!もう最高です!神作者様ですね!!!! (2022年12月17日 18時) (レス) @page21 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - コメント失礼します！めちゃくちゃこの小説好きです！好みドストライクなんですよ！夢主ちゃん残機3かぁ。多分残機0でハッピーエンドになると思うんですが後3回死ぬとなるとどうやって殺されるのかめちゃくちゃ気になります！これからも無理せず更新頑張って下さい！ (2022年8月17日 22時) (レス) @page21 id: 77487c3926 (このIDを非表示/違反報告)
rimu@他力本願寺建設完了！ - コメント失礼します！もう残機が3なのでめっちゃハラハラして見てます！夢主ちゃんガバるなよ〜…。更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月15日 22時) (レス) @page16 id: 251d2d6b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2022年7月31日 15時
