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離れていた距離を縮められ、俺の腕の管に繋がっているパックに手をかけた。
起きた時から気になっていたが、これはなんなんだろう。どういう治療法…？
俺たちの国は、医療が発達してないない国ではない。なんなら最先端のものを使っている。
なのに、明らかに古風ではないそれに違和感すら覚えた。
｢あの、これなんなんですか？｣
｢？何とは。｣
｢この、パックから腕に繋がってるやつ…。なんの意味があるんですか？｣
｢え、まさか点滴をご存知ないんですか？｣
点滴。
なんだそれ、と顔を顰める。
彼女は酷く驚いた様子で口をあんぐりと開けていた。
本当に知らないものだったので、素直に疑問をぶつける。
｢このパックには薬剤が入っています。それを静脈にゆっくり時間をかけて送ることで、血中薬剤濃度の急激な上昇を抑え、副作用を回避することが出来るんですよ。まあとにかく、体にいいってことです｣
｢はあ……、なるほど。｣
｢あと3時間くらいかな。まあでも、1時間くらい経ったらもっと楽になりますよ。｣
うーん、ちょっと医療のことは分からんなあ・・・。
意識して腕を見ると、ちくりと腕あたりが少し痛む。
ここに針が刺さっているのだろう。
あのパックの中の薬剤が全て、この細い管を通って体に送られているのだと思うとゾッとする。
彼女の話を聞いて、心なしか体が少し楽になったような気もする。
｢あ、そうだ。名前聞いてもいいですか？｣
｢すんません。申し遅れました、トントン言います。｣
｢私はO国、薬品課研究員のAです。治るまでの間、よろしくお願いしますね｣
.
点滴の説明→Wikipediaより。
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
