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｢あ、もうトリアムシノロンアセトニドなくなる｣
｢ほんとだ。うわこれ作るのバカだるいんだよな｣
｢……菊さーん！トリアムシノロン、作ってもらえないですか？ステロイドの成分なんで｣
｢あれ、もう無かったっけ？｣
｢作れてあと200ですね｣
｢んー………え、てかこの量どうしたの？何グラム作る気よ｣
｢5000っす｣
ピース、と彼が真顔でそう言った。
私もそれに便乗して、ピースを作る。
彼女は呆れた顔をして、軽く小突いた。
｢500作ったら声掛けてって言ったわよね〜〜〜？｣
｢いいじゃないっすか、いくらあっても困んないんだしぃ｣
｢私も無くなる度作るの面倒くさいんですが！｣
｢…まあそうね。とりあえず、足りないやつ作るわ。無いのトリアムシロノンだけ？｣
｢マジで無いのはそれだけす。あーあとロコイドも｣
｢分かった。じゃあ今あるやつだけで作ってて｣
菊さんもまた薬品室に入り、必要な薬品を持ち出して私達の隣で材料を広げる。
ここに有害な薬品はないが、万が一の為3人ともゴーグルを装着した。
｢…………流石に作りすぎた？｣
｢絶対5000以上あるよね｣
｢…まあ、いいでしょう。この前もめっちゃ持ってかれたし。問題は何処に置くかね｣
｢薬品室、もう空きの棚ないですよねえ｣
｢倉庫増やしてもらいたいけど絶対申請通らないよな｣
戦う上で医者こそ必要だが、医者ばかり注視して薬品を扱う私達には対応が悪い。
だから、薬品を保管する倉庫を増やせなんて申請は通るはずがなかった。
スポイトとフラスコがない！という備品要請も、そんなものに経費を使うなと脅された。
お前！薬が無かったら治るもんも治らないぞ！こんな仕事辞めてやるーー！！！
と、言ってしまえば1番良かったのだが。
｢新薬も開発したいし、どうにかしたいところですよねぇ。｣
｢……こうなったら、皆のお金集めて自費で買うしかないわね｣
｢まじすか！それは無理っす金ないすよ｣
｢私もこの国の為に自費はちょっと｣
｢じゃあ倉庫どうするのよーー！！！｣
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
