54話 ページ25
だるまside
麻薬を売りに遊園地付近に来たら
ローレンと葛葉が遊園地の射的で勝負をし始めていた
初めは仕事しろと思っていたけど、二人の勝負が熱すぎて俺も参加していた
勝負も落ち着き、ようやく薬を売りに行こうとしたら
観覧車か降りてくるなるせとA
しかもAの姿はいつもと違って、あんな姿は俺も見たことがなくて
とんでもない嫉妬に追われる
「葛葉やっばい。ボスの顔があり得ないほど怖い」
「マジじゃん。人数人殺せそうな顔してるよボス」
二人に何やら言われているがそんなことは頭に入ってこなくて
足は自然と二人のほうへ
「よ！二人とも何してるん？？」
『あ、だるさん。その姿ってことは…悪いことしてるの？？』
「よう、だるま。警察呼んでやろうか？」
「まだしてないです〜！てかA顔あかない？しんどいん？」
『え！？そ、そんなことないよ！観覧車の中暑かったのかな〜！』
そう言って少し赤らめた顔を自分の手でパタパタするA
なるせの顔を見るとにやにやと笑ってる
あぁ、あかん。Aがおらんかったら、胸倉つかんで殴ってた
「ボス目が笑ってない」
「俺らこの後殺される？ちょ、アルスとりつきさんに相談しとくぞ」
「だるま」
「あ？」
「ははっ、怖すぎやろ。ま、宣戦布告しとくわ」
そう言うとAの肩を引き寄せ
にっと笑うなるせ
「お前だけの独占時代は終わりなんで、よろしく」
「ちょ！？ボス！？」
『わっ！！！』
「あーあ。連れてかれちゃったか。ま、十分な収獲。あいつ案外余裕ないんだな」
「…なるせ。ボスに喧嘩売るとか…」
「俺らで仕事終わらせろってか。ローレン行くぞ」
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作者名：さらチ | 作成日時：2024年3月17日 20時
