今日も1日適当に 2 (ページ23)

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52話ページ23

「Aから観覧車乗ろうって言われるとは」

『もう夜だし。最後にね』

一通り遊びまくって、時間というものは本当にすぎるのが早いな
ロスサントス、治安は最悪だけど夜景は綺麗だな

「…Aってさ」

静かな観覧車の中でなるせくんの声が響く

「………ぶっちゃけだるまのことどう思ってる？」

表情も真剣だったからどんな話があるのかと思ったら
だるさんのことだった
どう思っているか…そうだなぁ

『とってもよくしてもらってる優しい人かな。私なんかにはもったいないくらいにね』

ありがたいことにだるさんには好かれている自覚はある
じゃなきゃ、あんなに話しかけてくれないだろうし、あんなに優しくしてくれないだろう

「…そっか」

『どうしたの？そんなこと聞くの珍しいね』

「いや、やっぱ仲いいからさ。気になって」

『ほんと珍しいね。興味あるのは知ってるけどいつもだったらそんなかしこまらないじゃん』

「は？俺だって慎重に話聞く時だってありますぅ～」

『怒んないでよ～何々？？本当は私のこと好きだったり？？』

からかい半分でそう言った
なるせくんに限ってそれはないだろうなんて勝手に思って
は？冗談やめろなんて言われると思って

「もしそうだって言ったらどうする？」