可愛い方がいいでしょ？【ハイキュー】 (ページ4)

今日:8 hit、昨日:11 hit、合計:99,330 hit

三話だよ♪ ページ4

「何やってんだよ！」

ほらほら、おバカなことしてるからぁ矢巾君が来ちゃったよ？

さらに顔を醜くしちゃって、ほんと面白い。
矢巾君だって貴方達の大好きな男バレの一員だもんね。

嫌われたくないのかなぁー？

「えっと、コレは違くてっ。そう、Aちゃんと遊んでただけだからっ。」

「そうそう！ちょっとね、大声とか出しちゃったけど、全部おふざけだからっ。ね！春咲さん！！」

そう言ってこっちらを見てくる皆様方。

睨んでいるのまるわかりですよ？？

頷けとでも脅しているのかしらね？
ほんとにおバカなんだから。

『ひっ、えっと、うん‥。ちょっとふざけてただけ‥‥。』

怯えたように震えながら下を向いていく。
そして消えてしまいそうな震えた声で返事をする。

「無理すんな、春咲。声震えてんじゃん。そんなの嘘ってわかってるから。」

そう言って矢巾君は私の頭を優しく撫でた。

『えっ、あっ』

照れたように顔を赤くしていると、矢巾君はおバカ達に向き合った。

「俺、全部話聞いてたんだけど？それに春咲震えてんじゃん？そんなので誤魔化せるとでも思ったの？」

「違うよ！春咲は演技してるんだって！！こいつ相当な悪女だから！！」

あら、当たってるねw 傷ついたように目に涙をためる。

それを見て矢巾君はまた大丈夫だって言って頭を撫でる。

モテない男だと思ってたけど割とイケメンじゃん。
主に行動が。気に入ったかも♪

「だからそんな嘘で誤魔化せるわけねーだろ。自分が可愛くないから春咲に嫉妬したんだろ？見た目も負けてるくせに春咲傷つけるようなことしてんじゃねーよ！今度春咲になんかあったら男子が‥俺が黙ってねーから。」

そう言って私の手を引いて少し離れたところまで連れて言ってくれた。

そこで私はほっとしたのと、さっきの悲しみが混じり合ったかのようにためていた涙を流した。

『あ、ありがとうっ。矢巾君。私っ嫌われてるのわかってたけど‥。ごめん、辛くてっ。』

必死に涙を止めようとする。泣いていることを申し訳なさそうにしてね。

「あいつらということなんて気にすんなって。春咲可愛いし、なんかあったら俺ら男子が守ってやるからさ。泣くなよな。」

そう言ってまた頭を撫でる。
頭撫でるの好きね‥‥。

『う、うん！ほんとにありがとう、矢巾君。』

可愛くふにゃって笑ってみせる。

もちろん、矢巾君は顔を真っ赤にして照れた。
可愛い♪