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「樋口、これを見ろ」

芥川先輩により私の手元に置かれたのは1枚の写真

其処には中原幹部と思われる姿が写っていた


「…この写真が何か。」

「中原幹部が一般市民の店に頻繁に出入りしているのを最下級構成員らが見つけたのだ。」

「…そうなのですね、然し店くらい足繁く通う所だってあっても可笑しくないものかと」

「分からんのか、此の大馬鹿者が!!」


芥川先輩は私のデスクを勢い良く叩く


「…ッ!すっ…すみません」


「此の世間から注目されている我々が若し外部にでも情報が漏れたらどうなるか、お前にでも分かるだろう」


確かに 今此の大事な時期に外部に情報漏えいはまずい。

「…はい、重々納得致しました」

「だからだ。樋口、お前に任務だ」

「…何なりと…」

「中原さんが通っている 此の洋菓子店、偵察に行け。勿論 内密にな」

「はっ!只今!」





────

中原幹部が洋菓子店に通う面影は全く無いが 芥川先輩に言われた通り 私は ”杏屋” と呼ばれる洋菓子屋に足を運んだ

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設定タグ:中原中也 , 文スト , EYE   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:EYE | 作成日時:2018年1月13日 4時

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