好きすぎて困るんだ

19話 ページ19

荷物を確認したけど、残っていたのは俺と山田の鞄だけだった


｢もしかして、結局2人で大ちゃんを迎えに行ったとか？｣


｢うーん……どうだろう……｣


｢とりあえず、着替えようか｣


｢そうだな｣


2人がどこ行ったか分からないけど、とりあえず俺たちは私服に着替えることにした


着替え終わった後、俺は鞄からスマホを出した


見てみると、伊野ちゃんから連絡が入ってた


(大ちゃんごめんね！)


(用事思い出したから、先帰るね！)


なんだ……帰っちゃったんだ……


そっか……


そうなんだ……


｢大ちゃん、どうした？｣


俺がずっとスマホを見てたら、山田が横から話しの内容を見た


｢伊野ちゃん………大ちゃん大丈夫？｣


｢……大丈夫！｣


俺は何とか笑って応えた


｢伊野ちゃんいつも忙しいし、こういうこと何回もあったし……大丈夫だよ｣


俺は何とか前向きに考えた


｢でも……｢それに山田言ってくれたでしょ｣｣


｢伊野ちゃんのことなら大丈夫だって、だから平気だよ｣


｢でも…………うん｣


山田は何か言いたそうだったけど、言うのを止めて頷いてくれた

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