今日:5 hit、昨日:17 hit、合計:10,837 hit
小|中|大
つかれた ページ7
srpside(寄宿学校ネタ含む)
「……つかれた。」
今日の任務はそんなに疲れるような内容じゃない。
ただ、凪ちゃんの言葉が頭の中でループして思考がまとまらなくて
「Aに会いたい」
でも、こんなことは考えられてしまうんだ。
こんなに俺の中で大きな存在になるなんて思わなかった。
初めて会ったのは学校の生徒会室。
俺は人より身長があるから「怖がられるかな」なんて考えて
でも君は
『目合わせて喋れない』なんて言うから思わず笑っちゃったんだよね。
今思えば出会ってその一言で好きになってたのかも。
Aと俺が両思いなのは知ってる。
でも怖くて
Aは俺が元暗.殺.者だった事を知らない、
もしそれを伝えたら『怖い』って離れてしまうんじゃないかって。
だからずっとこの距離感を保ってきた。
ー「Aの気持ちを踏みにじる事になりますが。」
「言えたらどれほど楽だろう。」
臆病な俺の声は夕日の空に消えていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
205人がお気に入り
205人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:幸 x他1人 | 作成日時:2024年2月11日 19時