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はっけんとおつかれさま ページ6

Aside



『ま〜ちゃん見つかってよかったぁ』


外に出て1時間と少し、逃げちゃった猫、ま〜ちゃんを見つけることができた。


『(今日は任務以外で用事も無いし、ランドリーで書類整理しようかな〜)』


「にゃぁ…」



『そうだね、おうち早く帰ろうね〜』



ぽかぽか陽気に包まれながらゆっくり歩いていく。
今日はセラフ君がいないからか、街の景色が少し寂しい。
まっかな私の太陽、今は雲に隠れて見えないんだね。


「あれ、Aちゃん?」


『あ、奏斗〜』


名前を呼ばれて振り向けばそこには奏斗。
近くにお店があったから、そこから出てきたのかな?



「お疲れ〜猫見つかったんだね」


『うん!奏斗もお疲れ様〜今日は取引があったの?』


「うん。少し手こずったけど無事成功したよ」


『よかったね、おめでとう』


よく見ると奏斗、少し隈ができてる…取引先の資料夜遅くまで読んでたのかな。


「Aちゃんは猫を依頼者返したら戻る感じ?」


『そだよ〜』


「よし、僕はもう終わったからAちゃんについて行くわ」


『やったぁ、よろしくね〜』


ーーー
「今日はセラいないの?」


『うん、ちょうど任務が被っちゃったの。』


少し日が沈んだ街中を奏斗と歩く。
あの後、ま〜ちゃんを無事飼い主に渡すことができて今はZeffiroへ向かっている。

「そっか、いつも一緒だから寂しかったね」

『少しね〜、でもそれだけセラフ君が私の中で大きい存在だって事に気づけたの。』


こんな事普段から言わないから少し照れくさくて奏斗から目をそらす


「大好きなんだね、セラのこと。」


『……!!うん!』


そのまま沈黙が流れる、気まずいとかは無いけど、なんか話題ないかなぁ。


『あ!奏斗』

「ん?」

『さっき気づいたんだけどさ奏斗、寝不足だよね?』


「え、わかる?そうなんだよ〜昨日遅くまで資料読んでたからさ。」


驚いたような顔をして頬をぽりぽりしながら奏斗はそう言った。
予感的中、
だけどわかったところでどうすれば…


あ、


『奏斗、一緒にお昼寝しよ〜』


「え」


『だって帰っても作業とかゲームで休憩しないでしょ』


我ながら名案だと思うけど


「その言い方だと同じ布団で寝るみたいになるけど、」


『違うよ、奏斗が寝るまで私がおもりするの』


「なんか僕恥ずかしくない!?複雑なんだけど」

おもりとか僕ら1つ違いでしょ!
なんて色々突っ込まれてしまった

「も〜、ランドリーでいいよね?」

『うん!』

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作者名: x他1人 | 作成日時:2024年2月11日 19時

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