【暗殺教室】能ある猫は秘密が多すぎる (ページ27)

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優勝がＥ組だと言われた時、誰も不満の声を上げなかったらしい。

全員が納得の優勝。

それくらい私の演奏で大勢の心が揺れ動いたってビッチ先生が教えてくれた。

この時改めて音楽の力って凄いんだなって思った。

「カルマ、カルマ。約束、勿論覚えてるよね？」

業「覚えてるよ。今日の放課後ね」

「ヤッタ」

━━━

「んん!!!! これ美味しい！！」

業「でしょ。俺のオススメの鯖缶煮オレ」

「あぁ！！名前は言わないでよ！せっかくの味が不味くなるじゃんか！！」

業「ははっ、何それ」

放課後、約束通りカルマにオススメの煮オレシリーズを買ってもらい、

二人で帰路に着いている。

業「それにしても今回ので改めて思ったけど、Aちゃんってかなりの天才肌だよね」

「ホント？！から今から天才って呼んでも良いよ？」

業「あー、前言撤回」

「えー何で」

業「自分の事、天才何て言ったらダメでしょww

･･････ぁ･･･」

「ん？カルマ、どうしたの━━━あ、学っくんだ。

おーい」

業「ﾁｯ･･･」

カルマと帰路を歩いている途中、偶然学っくんの姿を見つける。

珍しく一人だ。

名前を呼びながら学っくんの元へ駆け寄る。

浅野「!! A？！！･･･と赤羽･･･」

「よ～す。珍しく一人でお帰り？」

浅野「あぁ。

Aは赤羽とか」

「そっ。コンクールで優勝した褒美買って貰ったの」

浅野「そうか、良かったな。

そう言えば･･･A、ピアノ弾けたんだな」

「そうだよ。アレ、言った事無かったっけ？」

浅野「あぁ」

まぁ私も言った覚えは無いんだけどねー。

浅野「だから驚いたよ、Aがステージの上に立った時は。それに、演奏していた姿も美しかった･･･」

「ホント？！ありがとっ！」

業「Aちゃん、いきなり走り出さないでよ･･･」

と、私の後を追って来たカルマが合流する。

「あはは･･･ゴメン」

業「･･････、よっ、浅野クン」

浅野「赤羽･･･」

「･･････」

･･････やっぱ二人って似てる･･･。

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