【暗殺教室】能ある猫は秘密が多すぎる (ページ19)

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そして、濃かった夏休みはあっという間に終わってしまい

二学期も竹林の件を省けば平凡な日が続いた。

━━━～～～♪

ｲﾘｰﾅ「･･･相変わらずAのピアノは凄いわね」

「ビッチ先生程じゃないですよ･･･」

ｲﾘｰﾅ「そうかしら。今の実力がこれだけあるなら私の歳になった時の実力は私の遥上だと思うけど」

「お世辞も良いところですよ、ビッチ先生･･･」

今はもちろん授業中。

最近、ビッチ先生と一緒に授業中にピアノを弾く日が増えた。

ビッチ先生も最初はいろいろ言ってたけど、最近は何も言わなくなって･･･むしろアドバイスをしてくれるように。

ｲﾘｰﾅ「お世辞じゎないわ、事実よ」

「･･････」

ｲﾘｰﾅ「･･･Aは進路、決まってたりするの？」

「？まだですけど･･･」

ﾋﾞｯﾁ「なら、私はピアニストを勧めるわ。このまま練習して上達すれば、Aなら将来ビックなピアニストになれるはずよ」

「ピアニストか･･･。候補に入れておきますね」

･･････って言うけど･･･

事実今何か特別やりたい事もないし･･･このままいけば将来はピアニストかな･･･？

でも･･････

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殺せんせー「２週間後にピアノのコンクールを本校舎で開くそうです」

「「･･････はあぁぁぁぁ？！？！」」

前原「いきなり何だよ！！」

岡野「そうだよ。そんなの去年までは無かったじゃん」

殺せんせーのいきなりすぎる発言に教室中が騒がしくなる。

しかし、それをお構い無く殺せんせーは話しを続ける。

殺せんせー「さて、少しみなさんに相談したい事があるのですが･･･。

今回のコンクールは勿論Ｅ組も参加する事になっています。

･･･誰かエントリーする人はいますか？」

「「･･････いるわけねぇだろ！！！」」

矢田「いくら校内のコンクールでも当然本校舎(あっち)は上手な人を出してくるから、私たちは勝てないよ」

中村「そーだよ。２週間でピアノが弾けるようにもならないし」

殺せんせーの言葉にみんながブーイングをする。

まぁそりゃあそうだよね。

どうせ今回もＥ組は笑われ役なんだし、そんなのわかってて出る人なんていないでしょ。

コンクールに出る本校舎の人がどれだけの実力があるとかを関係無しに私も出たくないし。

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