【暗殺教室】能ある猫は秘密が多すぎる (ページ15)

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元々お母さんは保育士、お父さんは大学の教授をやってて、そんな２人がどうやって出会ったのかは知らなくて。

でもお互い、一目惚れだって言ってた。

一目惚れって聞いた時は本当にそうだと思った。

だって２人とも、いつも楽しそうに会話してたから。

･･･そして、両親は私の事を構ってくれなかった。

仕事から帰ってくるとすぐに２人の自室に籠ってしまう。

だから私は構って欲しくて頑張って絵を描いたり、料理を覚えたりして２人の気を引こうとした。

でも、２人は全然私の事を構ってくれなくて･･･

さっきも言ったように勉強で悪い評定とかを取ると怒る。

その時、２人が私に構う時は怒るの時だけだって思った。

その頃から私は勉強以外の事で悪い事をするようになった。

流石に強盗とかはしなかったけど、家のガラスとかは良く割ってたかな。

今思えば何やってるんだろって思ってるけど･･･。

だけと、２人は私を怒らなかった。

何事も無かったかのように私が壊した物とかを前の形に戻していくだけ。

何で勉強以外の事で悪い事をしても怒らないのに、勉強の時だけは怒るのって思ってた。

そして、そんな事をして気付いたの･･･

２人の目には私の事は映ってないんだって。

私は２人が愛し合った末に必然的(・・・)にデキてしまったただのもの( ・・)。

２人は子供なんていらなかった。

それでも私を捨てなかったのは、変な噂を出したくなかったから。

勉強で悪い評定を取ると怒ったのは、少しでも２人の時間を邪魔して欲しくなかったから。

私が勉強の事以外で悪い事をしても怒らなかったのは２人だけでいれる時間が増えるから。

そして、私がそこそこ身の回りの事が出来るようになった頃から両親は私を置いて２人だけでどこかに行く事が多くなった。

最初は３日くらいで帰って来たけど、

私が大きくなっていく度に家を出る回数、日数が増えて、

いつの間にか家に帰ってくる日は私の卒業式と入学式のときだけ。

それも終わった瞬間またどこかに行っちゃう。

･･･ホント、馬鹿みたいだよね･･･。

愛は生きる為に必要だけど、愛しすぎてもいけないんだって思ったよ。

･･････だから私の両親は親の資格が無いただのクズな２人━━━

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