【暗殺教室】 能ある猫は爪を隠しすぎる

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･･････っ･･･何も思いつかない･･･。



どうしよう。




えっと･･･




「焦りは自分を有利な立場から不利の立場
に変えてしまいます。


そんなときは1回脳を真っ白にしなさい。

そして落ち着いて、
視野を広く持って考えなさい。


そうすれば必ず突破口が見つかるはずです」




「！！」




･･････あぁ、そっか。


そうすれば良いんだ。




ﾐｭｰｽﾞ「っ･･･！？」




ピアノの上にかかっているカバーを女性に向かって投げて行動を一時的に不能にする。



そして･･･




「･･････」




よし･･･━━━




目を閉じて

１回、脳を真っ白にさせて１から起動させる。




小さく深呼吸をして、目を開く。




ﾐｭｰｽﾞ「っ･･･何をするの･･･！！」




例え相手が目の前に来てても焦らないで、自分のタイミングで、自分のペースを作り直す。




そうでしょ、師匠(センセー)？




「そうです。それで良いんです。

A、君は強い。
自信を持って、自分の可能性を信じて、
目の前の相手に挑みなさい」




「･･････ ((ﾆﾔ」



ﾐｭｰｽﾞ「どうしたのかしら？ 動きが止まってるわよ。もしかして、もう終わり？」



「･･･うん、終わりだよ･･････おばさん(・・・・)の･･･」



ﾐｭｰｽﾞ「！！ だから、私はおばさんじゃな━━━」




ﾊﾟｧﾝ




ﾐｭｰｽﾞ「っ？！」




女性が近づいてきたところを猫騙しで一時的に行動不能にさせる。


そして、前に倒れてきた女性を避け、足を払う。



うつ伏せに倒れる女性の上に乗り、手元に落ちている薔薇を女性の首に当てる。




ﾐｭｰｽﾞ「っ･･･それで私の首を切断するつもり？」



「死神なら出来るだろうけど、私には無理だよ。

･･･大丈夫、アナタの事殺しはしない。


死神(あの人)に戦闘技術(スキル)は学んだけど、暗殺技術(スキル)は学んでないから。

それに、死神(センセー)は私が人殺しをする事を望んでないだろうし･･･」




もし私が人殺しなんてしたら、きっと師匠(センセー)は物凄く怒るんだろうな。



お〜、想像しただけで悪寒が走る･･･。





だから･･･



ﾐｭｰｽﾞ「なら、早くトドメを指したら？」



「へぇ〜、お姉さんってマゾなんだ」



ﾐｭｰｽﾞ「･･････」



「あははっ･･･ジョーダン」




戦った相手には敬意を込めて･･･



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