今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:866 hit
小|中|大
5 ページ5
淳太が空元気なまま撮影は終了。
今日はミスばっかりしとった。
楽屋に帰るとシゲが淳太の胸ぐらを掴んだ。
「ちょ、シゲッ」
濱ちゃんが止めに入ろうとした。
「...ハハッシゲどうしてん?」
まだ笑っている淳太。
ひとつのネジが外れた。そんな感じ。
「...今の淳太。俺嫌いや。」
シゲが静かに胸ぐらに掴んでた手を離した。
「今日の淳太おかしいで?
本当の淳太はそんなんやない。
今の淳太は、かっこ悪いわ...」
その瞬間淳太の目から涙が零れた。
「...お前らに何がわかんねん。」
「...え?」
「俺はなAにとってただの遊び道具やったやんやって、俺にはもう飽きたらしいで」
放っておいたら消えてしまいそうな、
今の淳太はそんな雰囲気がした。
「...どういうこと?」
シゲが尋ねる。
「昨日言われたんや。突然。
俺がアイドルやったから興味本位で付き合ったらしいで。でも俺が手に入ってもうたからもう用なしなんやってさ、」
静かに涙を流す淳太。
俺はそんな淳太を静かに抱きしめた。
ごめんな、淳太
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひめ | 作成日時:2018年1月14日 20時