~12~ ページ12
7時35分。
うん。今、見えているのは、7時35分。
バスの時間は、7時40分。
「ぎゃあああーーーーーーー！！！」
私は、急いで、準備をした。
.
「どーしよ、どーしよ。」
髪の毛もボッサボサで、家を出た。
急いで鍵を閉めていると、隣の部屋のドアが開いた。
そして、少し眠そうな顔をした紫耀が出てきた。
「おはよ。A。」
「紫耀っ！！！おはよっ！！！」
いろんな意味で慌ててしまった。
「どーしたん？そんなに急いで。」
紫耀が不思議そうにこっちを見つめている。
「寝坊して、バスに間に合わなさそうなの…」
もっと、紫耀と話したかったけど、バスに乗り遅れるのは、ごめんだ。
.
「学校まで送ってあげよっか。」
紫耀のその言葉に、耳を疑った。
「ほんとに！？」
紫耀の方を見ると、「おん」と言って、くしゃっと笑った。
.
私は、お言葉に甘えて、車に乗せてもらうことになった。
後ろに乗ろうとすると、紫耀が
「だーめ。こっちきて。」と助っ席の方を指さした。
私は、紫耀の言う通り、助っ席に座った。
「平野がAお嬢様を学校まで安全にお送りします。」
紫耀は、そう言って、私の頭をそっと撫でた。
.
運転している紫耀は、すごくかっこよかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1072人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のら。(プロフ) - 永瀬ひめさん» ありがとうございます！！頑張りますね！！ (2017年10月25日 0時) (
レス) id: 38c2142bf1 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬ひめ - すごい面白いです。これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2017年8月11日 14時) (レス) id: 0dd16fc46c (このIDを非表示/違反報告)
のら。(プロフ) - #はるんつぇるさん» ありがとうございます！！続編もヨロシクお願いします！！ (2017年7月3日 19時) (レス) id: 38c2142bf1 (このIDを非表示/違反報告)
#はるんつぇる - この作品とっても好きです！私も寝る前に読んで1人で楽しんでます！これからも頑張って下さい!!応援してます！ (2017年7月2日 23時) (レス) id: 0f02258685 (このIDを非表示/違反報告)
のら。(プロフ) - 琴海さん» そんなに読んでくださったんですね！！ありがとうございます…！更新頑張りますね♪ (2017年6月25日 13時) (レス) id: 38c2142bf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のら。 | 作成日時：2017年4月29日 17時
