10 ページ10
side.A
よく泣いた日の夜はよく眠れる
カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて目が覚めた
目覚まし時計に設定した時間まであと五分だから鬱陶しい
散歩でも しようかと 顔を洗って歯を磨いて着替えて 家を出た
マンションを出ると、 もう私はあの家の子供で居なくて済む
大きな声で怒鳴られて
いいつけを守らないと 無視されて
そうされなくて良くなる。
_「 ね、 昨日の..?」
肩を叩かれて 跳ねて後ろを振り返った
_「あ、ごめん驚かすつもりは無かった。」
『え?』
えっと____
昨日、なんかあったっけ?
『どちら....様?』
_「このマンションに住んでる。 昨日 手振ったじゃん」
日本語を喋るし、見た目的にはこの人は 日本人か
んで、、 その人の後ろにいるのは....
『宇宙人?』
第一印象
顔が長い
すみません。
ボソッと小さく呟いたつもりが 2人に聞こえてたみたいで 話しかけてきた方の人がお腹を抱えて 笑い出した
宇宙人さんは 苦笑い
_「ウッチー笑いすぎ。」
_「宇宙人だって!!」
『すいません。 悪気は本当 なくて』
_「ううん。 大丈夫だよ」
明らかに傷ついてるじゃん!大丈夫じゃないでしょーよ
ってゆうか 昨日手を振った....って
あ、下にいた2人組かな?
_「あの楽器なんてゆうの」
『ホルン...だけど』
_「麻也、メモしとけ」
_「えっさー」
_「自己紹介。」
人見知り? 無愛想?
自分から話しかけてきたくせに 急に ムスッとしだした 彼
名前と ある程度の自己紹介をした
一応ご近所さんだしね?
そのへんはご近所付き合いということで
_「マイアー・A か。 」
「うん。 一応、父親がドイツ人で 私も国籍がドイツだから ドイツ人なんだけど...」
_「ふーん。」
って自己紹介は?
人にさせて自分はしないわけ?
思ってることが顔に出たみたいで 宇宙人さんとコショコショ話をして
慌てたように 自己紹介をしはじめた
_「俺は、内田篤人。」
45人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とうふ みゅうな | 作成日時:2017年6月18日 20時