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side.篤人
麻「ウッチー帰るよ。ほら、ウッチー」
という 聞くのも飽きた やな声に起こされた。
適当に返事をしてると扉の開く音がした
_「篤くん。みんな待ってるよ?」
心地のいい声にすっと顔が上がる
彼女以外はみんな、ドルトムント内のホテルに泊まるらしいけど 彼女は帰ると言い出した
俺も明日はOFFだからホテルに泊まるつもりだったけど 彼女の予定を聞いてなかったな...
「 電車で帰るのは危ないし どうしても帰るってゆうなら送るよ」
『いや、そんなわけにもいかないし。 疲れてるでしょ?』
首を振りながら遠慮をしてくる
麻「ホテル代とか?お給料日前とか?」
「あ、そんなこと? 払うし 嫌じゃなかったらべつに同じ部屋でも良いんだけど」
ちょっと俯いてる彼女はどうすればいいか分からないような様子
向こうでは長谷部さんたちが待ってるけど...
『帰るって行ったら あつくん、送るって言うよね?』
「うん」
『なら、ホテルで泊まるね』
どうして躊躇していたのかはわからないけど
理由を聞こうとは思わなかった
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作者名:とうふ みゅうな | 作成日時:2017年6月18日 20時