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side.A
『できたよ』
篤「美味そう。」
『いただきます』
美味しそう と目を輝かせて 料理を見る篤くんはなんだか可愛かった
美味しそうにご飯をかき込んでいく 彼、
人に 料理を 作るなんて初めてで ちょっと緊張していたけど
この食べっぷりをみると 安心した
篤「美味い... 料理上手なんだね」
『まぁ、一応 小さい時からしてたから』
篤「この煮込みハンバーグも すっげー美味い」
「美味い、美味い」と ご飯を食べてくれると
作った甲斐があるなって思う
お父さんは 私が作ったご飯を食べても
何も言わずに ただただ黙々と食べるだけだから
篤「Aさんは なんでホルンをはじめたの?」
『ある日、オーケストラをみにいったの そしたら感動して。 特に 私の耳に深く残った ホルンを愛してみようって思ったの。』
篤「俺は Aさんが吹くホルンに惚れたんだけど」
コンソメスープを啜りながら こっちを見て言ってくる 彼、
目には 揺るぎない心が映っていて
嬉しくなった
『ありがとう。 』
篤「んー、、やっぱ美味いわ。 たまに作りに来てよ」
『そうだね。 たまに来るよ』
食べ終わると 彼はまたパソコンを弄り
コーヒーを作ると言って立ち上がると 話し始めた
篤「俺は、小さい頃からサッカーをしていて、中学 高校 とサッカー部に入っていた。」
これは、あくまでも彼の自己紹介だった
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作者名:とうふ みゅうな | 作成日時:2017年6月18日 20時