(1) ページ1
side:yamada
山「あぁ〜〜!もう!ほんとムカつく!」
長ったらしい講義を終えて、やっとスマホを開いたら。
そこには“ごめん、仕事入っちゃったから今日は無理”の文字。
知「相変わらずうるさいな」
山「だって!今週もう4回目だよ?!」
知「ドタキャン?」
山「そ!俺だって暇じゃねえっつの」
知「大学生なんて暇じゃん。現に僕たちとか」
山「あのねぇ知念さんみたいにひょいひょいってこなせる人間と俺みたいなポンコツ野郎を一緒にしないでもらっていい?」
知「はいはい」
大きめのため息と共に立ち上がった知念は、相変わらずとてもクール、よく言えばね。
悪く言えば俺にしぬほど冷たい。
知「…あ〜あ、ゆうてぃまた捕まってるよ」
視線の先には、スラッとしたモデル体型のイケメンが女子に囲まれている姿が。
彼は俺と知念と高校からずっと一緒の中島裕翔。
まぁ、俺とゆうてぃは、高校時代にいろいろあったわけだけど…。
大人なゆうてぃのおかげで、また前みたいに普通に話せるようになったし、俺が今幸せなのもゆうてぃのおかげだ。
男前って、どこまでいっても男前だよなぁ。
中「あ!ヤマ!と知念!」
遠くから俺たちに気づいたゆうてぃは相変わらず爽やかに女子達をあしらってこっちに歩いてくる。
大学の廊下までランウェイにするこの男。
中「どしたのヤマ、なんか縮んだ?」
山「ハァ?!」
中「冗談だよ。飯食お」
俺はこの爽やかスマイルにどうも勝てなくて、いつも低いところから吠えてしまう。
俺だって、大学生になったらちゃんとクールになってもっといい男になるって決めてたんだけどなぁ。
1178人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鮭(プロフ) - 匿名さん» 芸能人の方のお顔は犯罪に含まれませんよ。それを承知の上でのセキュリティーでSNSに局の方が投稿されてなさるので、サーバー警察に通報したところで、正当な行動はしてくれませんよ。 (2019年6月19日 21時) (レス) id: 8bdf184cc4 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - 続編が読めるの嬉しいです!やまいの可愛くて癒やされます!続き楽しみにしてます。 (2019年6月8日 11時) (レス) id: 4035f86721 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アイコン画像などに芸能人の画像を貼るのは犯罪になるので消してください。消さない場合はサーバー警察に通報します。 (2019年6月4日 12時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:林檎 | 作成日時:2019年5月2日 19時