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増田side
ご飯を食べたあと、
こっそりと出掛けて
帰ってきたのは深夜だった
寝室に入って
手越を起こさないように
静かに布団に入ると
大きな瞳と目が合う
「…っ、まだ起きてたの？」
「だって、…増田さんが
いないと眠れないんだもん」
ふいっと背中を向けて
そう言う姿は拗ねてるようにみえて
ついふふっと笑う
「てごし、」
名前を呼んでも無視、
しばらくして聞こえてきたのは
堪えきれず漏れた嗚咽だった
「ゆう、泣かないでよ」
「…っ、…ひっく、…」
「ごめんね、って」
後ろからそっと抱きしめる
「っ、たかは、
俺より、高橋海人のが
大切なんだ、っ…」
「どうしてそんなこというの？
本当にそう思ってるの？」
「…っ、」
「手越だって後輩に
ボイトレしてやったりするでしょ？」
「…も、いい、…っ、しらない」
勢いに任せてベッドを降りた
手越は寝室を出ていく
このままだとお互い眠れないから
仕方なく追いかけると
案外簡単に見つかった
ソファで
小さなからだを
もっと小さくして震えてる
「ゆーう、」
「…ここで、寝る」
「さっき俺がいないと
眠れないって言ってたじゃん」
「眠れるっ、」
ぐいっと腕をひいて
こっちを向かせると
涙で濡れた顔があらわになった
その目には隈ができていて
顔色もだいぶ悪い
どうして今まで気づかなかったのかと
不思議に思うくらい
「お前、いつから寝てないの」
「っ、…」
優しく抱きしめて
あやすように背中を撫でると
ぐずぐずと泣いて
背中の服がぎゅっと握られた
「そっか、最近ちゃんと
一緒に寝れてなかったね」
「…ん、っ」
後輩の話聞く前に
俺は相方の話を聞いてやるべきだった
「ごめ、っなさい、…
本当は、あんなこと、思ってないっ
俺、っわかってる、のに」
「うん、ごめんごめん、
大丈夫だよ、俺も分かってるよ」
そのまま寝室に戻って
ベッドに寝かせたときには
手越はもう眠ってて
そのかわいい寝顔を見ながら
ふわふわと髪を撫でる
おやすみ、俺の大切な相方
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いくっち(プロフ) - キツネ。さん» いやいや〜笑 神様はキツネさんですよ(^^)こんな素敵な小説を書いてくださってますもん！笑 可愛い手越くんが読めて嬉しいです(*´-`)頑張ってくださいね(^^) (2020年2月23日 23時) (
レス) id: a434130a02 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ。(プロフ) - いくっちさん» いくっちさんあなたは神様ですか？(；；) 優しいお言葉ありがとうございますっ、頑張ります！ (2020年2月23日 11時) (レス) id: c6583a4b48 (このIDを非表示/違反報告)
いくっち(プロフ) - キツネ。さん» そうだったんですね！無理せず、キツネさんのペースで更新してくださいね(^^)応援しながら待ってます！キツネさんの小説好きなんで(*´-`) (2020年2月23日 10時) (レス) id: a434130a02 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ。(プロフ) - いくっちさん» お待たせしてしまい本っ当にごめんなさい。手越くん泣いちゃう話大好きなのでリクエストすごく嬉しかったです！言い訳になってしまいますが年明けから休みがなくだからといって適当にかきたくなかったため中々更新できずにいました、リクエストありがとうございました！ (2020年2月23日 8時) (レス) id: c6583a4b48 (このIDを非表示/違反報告)
いくっち(プロフ) - 更新されるの待ってました！凄く嬉しいです(^^)それとリクエストを書いてくださり、ありがとうございます！めっちゃ良かったです(*´-`)更新が止まってしまってたので、書きづらいリクエストをしてしまったかな？と思ってました(>_<) (2020年2月23日 1時) (レス) id: a434130a02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キツネさん | 作成日時：2019年8月9日 21時
