こわくないよ。4

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「っ、！」





なんで、







「…なに、してんの、」




「たかのこと抱きしめてる」







そんなの、
わかってるよ馬鹿






「大輔さんのとこ、
…行くんじゃないの、？」






「だってぇ、 相方が泣いてんだもん
置いていけるわけないでしょ」





そっか、そうだった、






こいつは真面目で優しくて

自分に素直なやつなんだ








手越は誰にでも優しい、


誰にでも優しくできる、


誰にでも優しさをみせる、




俺が特別なわけじゃない



ってわかってる





わかってる、けど






「っ…うわぁ、あぁ」



「あわわわっ、なんでもっと
泣くのー！俺じゃ頼りない？
けぇちゃんとかシゲ呼ぼうか？」




「ちがうっ、」




髪をかきあげられて
涙でぐちゃぐちゃな顔があらわになる




いつもは逆なのに、








「このあと何もないんだよね？」


「っ…ん、」



「じゃあもう
思いっきり泣いちゃえ！」






原因はお前なんだけど


って思いつつ







ほっそい腕で
肩を抱かれて

一生懸命慰めてくれるから




別にいっか、って。






テレパシーはないけど、



手越は、
分かろうとしてくれるから




俺だって

分かってあげたいって
思うんだよ







.


弱りまっすー下手くそ。

そして短い…

真っ赤な瞳 **イッテQ→←テレパシー**

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