優しい従者 ページ3
「さあ！！名前を教えてくれ！！」
・
私の手を握りながら目をキラキラさせている男性。
A「あ、あの、A…です。」
・
戸惑いつつも名前を名乗り男の人を見つめると、その人はますます目を輝かせて顔を近づけてきた。
シン「A…！！Aか！！よい名だな。俺はシンドバッドだ！！」
・
シンドバッド…！！さっき街の人々が口々に呼んでいた名前だ。
・
その威風堂々とした名前は、この男の人にピッタリだなんて考えていると、後ろから従者のような男の人が走ってきた。
・
綺麗な白い髪に、優しそうな顔立ち。
だがそんな優しい顔の眉間にしわを寄せてシンドバッドに詰め寄った。
・
「シン！！！あなたはまたちょっと目を離した隙に女性に声をかけて！！！」
シン「え！？いや、ジ、ジャーファル君！違うんだ！これはだな…」
「何が違うというのです！？大体あなたは…！！」
・
ジャーファルと呼ばれた男性は散々シンドバッドを罵った後、ようやく私のほうを見た。
・
・
・
・
――そして目を見開き、顔を赤面させた。
・
私なにかしたかな…？？
もしかして私も怒られる！？
・
A「えっ…と…」
長い時間じーっと顔を見つめられ、いたたまれなくなった私はとりあえずジャーファルさんに声をかける。
・
ジャ「あっ！！す、すみません…その、わ、私はジャーファルと申します！！その、シンがご迷惑をかけてすみませんでした！！」
ジャーファルさんは未だに顔を少し赤くしたまま私に謝った。
・
A「あ！Aです！いえ、迷惑だなんて…」
ジャ「なんとお優しい…。シン！！あなたも謝りなさい！！」
そんな私に優しく微笑みかけ、ジャーファルさんはシンドバッドを引っ叩いた。
痛そう←
・
シン「ひどいじゃないか！！ジャーファル君！！Aはこんなにやさしいのに！！…っと、そうだ、A。君はシンドリアの国民なのか？？君のような美しい女性、俺は初めて見たが…」
・
シンドバッドが不思議そうな顔で聞いてくる。
そうだ。2人のインパクトが強すぎて忘れていた。
・
ここは、シンドリアとはどこなんだろうか――？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アキ - 凄く面白いです！！更新頑張って下さい期待しています（*^_^*） (2017年12月13日 20時) (
レス) id: 7b59c93110 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - さきさん» ありがとうございます！がんばります(*^。^*) (2017年9月29日 11時) (レス) id: 2acb8c516e (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - αさん» 全然ですよ(/_;)時間があったのでたくさん更新できましたｗｗ (2017年9月29日 11時) (レス) id: 2acb8c516e (このIDを非表示/違反報告)
さき - すごく面白いです！！更新頑張ってください！！ (2017年9月29日 10時) (レス) id: f76ef9cd56 (このIDを非表示/違反報告)
α(プロフ) - え、更新がはやい！すごいです！自分も小説書いてるんですけどなかなか更新できなくて(´；ω；`)尊敬します！ (2017年9月28日 23時) (レス) id: 60012e0407 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nana | 作成日時：2017年9月20日 18時
