涙の恋人 (ページ2)

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デートページ2

「お待たせ！」

優太「じゃ行こっか」

テストが近かったので優太くんの家で勉強をすることになったのです。

「お邪魔します」

優太「ごめんね、散らかってて」

「全然めちゃくちゃ綺麗で驚いた」

そう言うと優太くんは少し微笑んだ。

勉強していく内に優太くんは少し勉強が苦手と言うことが分かった。

終始笑ってたような気がする。

「ここはこれだと思う」

優太「ほう、なるほどな」

問題用紙と睨めっこしている岸くんは本当に面白い。

「眉間にシワが出来てる」

優太「え？」

「消ゴムで消してあげる」

優太「え、え、お…ちょっと！」

その時は軽いジョークのつもりでした。

岸くんが後退りしたとき、

ガタッ…パリーン

「あ…」

机の上にあった写真立てが割れたのです。

「ごめん」

優太くんは無言で写真立てを拾いそれを見た。

優太「もも…」

その名前を聞いた瞬間、やってはいけないことをしたんだなと気づいたのです。