色々詰め込んだ短編集！文スト

リクエスト ページ37

ーさて、一行はけし畑のちょうど真ん中辺りに来ました


『てか、ライオンさん！！言っとくけどーーケシの匂いに負けて寝たらーー担いでいく自信ないからねーー！』

かかしはライオンに向かって大声で叫んだ。

カカシの遥か前方をひた走る白虎っぽい見た目のライオン。


見た目は白虎、中身はライオン！………その名は名探偵、敦☆

正直紛らわしい。



ーライオンは生き物なのでいくら図体がデカくても、いくら足が速くても、ケシの匂いを吸いすぎると眠ってしまうかもしれません。



ライオン「あれ？僕…だんだん、ねむ…く……」

『うん。今のはフラグ立てた私が悪かった。あと谷崎さんも』

ーええっ！？……ゴホン。兎に角ライオンは寝てしまいました。カカシと木こりは悩みます


『置いていこ。荷物が増える。てか持てない。』

ピクリとも動かないライオン。見つめる2人。

木こり「あぁ。…花でも添えておくか。」

木こりがケシの花をそっと摘んでライオンの上に乗せた。早くも追悼モードだ。ライオンを拝んでいる


森「…悩んでなくない？ライオン、死んだことになってるけど…」

中「当たり前のように放置しましたね」


ー泣く泣くライオンを置いて歩く一行。ようやくケシ畑を抜けました。2人は眠ったままです。すると、目の前に山猫に追いかけられるネズミが飛び出してきました

山猫(森)「エリスちゃーん！このドレス似合うよ！ちょっと着てみない！？」

ネズミ(エリス)「リンタロウキモい！！」


どうやらやってきたのはちょっとアレな山猫のようだ


中「首領……えっ！？いつの間に…！」

さっきまで中也と劇を見ていた森、何故かステージに登場だ。

木こり「悪邪即滅…雪中梅！！」

一切容赦せず機械的に山猫を攻撃する木こり。

森「せめてなんかリアクション取って！！」

森は舞台袖に追いやられた

『あっけない最後だったな！』

決めゼリフを吐くA(何もしてない)

ー助けたネズミは木こりにとても感謝し、お礼がしたいと言いました。なんとネズミは何千匹というネズミを束ねる女王だったのです


ネズミ「さあ、お礼は何がいい！？」

『ぐはっ！そのゼロ円スマイルだけでお姉さんはもう十分よ！！』

ーカカシのロリコンっぷりが遺憾なく発揮されました

木こり「…ならばケシ畑に置いてきた仲間を助けてくれ」

木こりはカカシを無視して劇を続けた

ネズミ「いいわよ！あなた達行きなさい！」

現れた黒服(ネズミ耳付き)にライオンを助けて貰った

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