＊ ページ5
スースーっといびきをかきながら警戒もなく寝出す上裸男に俺は呆れながら一歩一歩ソイツに近づいていく
『(此奴…警戒心なさすぎだろ)』
とはいうもののそんな奴に近づく俺もかなり警戒心が疎いほうなのだろう…いやだって気になんじゃん?
※人のこと言えません。
ピョンッと上裸男の腹へ飛び乗るとソイツは俺が乗ったにも気づかずにグースカ寝ている
『(なんで気づかねぇんだよ…)』
乗ったらさすがに気付くと思ったがこの男そーとー警戒心というものを知らないのだろう。逆に心配になるって!
『(ん〜でもな、なんか気持ちよさそうだし…)』
…なんか此奴見てたら俺まで眠くなってきた…。眠気移ったかな…?
ふぁぁ〜あぁ…(欠伸) ネム。
あぁ…段々と瞼が重くなって…眠たく…なって……き、zZ
そのまま俺はその場でうずくまり目を閉じると自分の視界はプツンっと途切れた
微かに男の寝言と小動物の寝息が川の水と絡み合いその場に流れる＿＿＿
現在はもう空が夕焼け色に染った時間帯
エースとエースの腹の上で眠っている小動物の一人と一匹は現在進行形でまだ眠りについている
まだまだ起きる気配のない一人と一匹は呑気に夢の中だ
「っおぉいルフィ!!そりゃぁオレの肉だぞ!!!…ってアレ??」
どうやら先にエースが起きたようだ。なんの夢を見たらそんな大声で叫ぶのかは分からないがとりあえず一つ言わせてもらおう、非常に"うるさい"ぞエース。
「俺の肉は……何だ夢かよ」
そういい地面に両手をつき起き上がろうとすれば自身の腹に違和感があった。何かふわふわとした暖かいものだ。
それに視線をやるとどうだろうか、見知らぬ小動物がエースの腹の上でうずくまり寝息を立てて眠っているのだ
その事実にエースは大声を上げそうになったが寸止めで両手で自身の口を防いだ。賢明な判断である
『スー…スー…』
「(な、なんだぁ?この生き物…)」
エースは首を傾げながら目の前で眠っている小動物の顔を覗き込む
するとどうだろう…
お互いに目を見開き見つめ合う形で目が合ってしまった、一人と一匹
「『……』」
静かな沈黙と川の水の音色だけが流れる
数分するとそんな空気に嫌気がさしたのかエースの方からその小動物に声をかけた
「あ〜と、お前は〜…どっから来たんだ?」
その小動物ことスートは相手から声をかけられると思っていなかったのか内心ドキドキしながら少し頭を傾けて鳴き声を漏らす
『き、キュイ…?』
それに便乗するようにエースも頭を傾けた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マジモンの名無し(プロフ) - なるほど。了解しました！また戻ってくることを願っております更新お待ちしております (9月9日 15時) (
レス) @page35 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
鯛代(プロフ) - マジモンの名無しさん» いえこちらこそコメントありがとうございました!!お名前把握です( ･ᴗ･ )⚐⚑ (8月31日 19時) (レス) id: c2aadc6f91 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前変えましたぬうです。リクエストのお話ありがとうございます！ (8月31日 17時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
鯛代(プロフ) - ぬうさん» 了解しました!コメントありがとうございます^^シャンクスの話もどストライクで良かったです!! (8月14日 11時) (レス) id: c2aadc6f91 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - ハクくんが人間化した時の姿で麦わら海賊団にあって欲しいです！後、シャンクスとのお話が凄くどストライクでした (8月14日 10時) (レス) @page27 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鯛代 | 作成日時：2023年7月11日 14時
