兄弟喧嘩 ページ3
晴れ渡った青い空に、綿菓子のような白い雲
その元には海原が青くゆったりとふくらみ鼻にツンとくる潮の香りを漂わせる
そんな洪波洋々と広がる海には点々と緑の島がそびえ立っている近くには鯨が描かれた大きな船が一隻錨を提げ、定着していた
その船の名は"モビー・ディック号"
かの有名な四皇白ひげ率いる、白ひげ海賊団の船だろう
「おー!やっと着いたかー!!」
思わず耳を塞ぎたくなるほど大声を出した上半身裸の男こと、白ひげ海賊団2番隊隊長エースは船の上から身を投げ出しそうなぐらいの勢いではしゃいでいる様子
そんなエースを見ながら呆れた様子でツカツカと歩いて近づいてくる男が一人＿＿＿白ひげ海賊団最年長で1番隊隊長のマルコである
「エースうるさいよい!!」
そういい容赦なく弾き飛びそうな勢いでエースの頭にゲンコツをくらわすマルコ
するとエースは「いってぇﾂﾂﾂ!!」と唸ったような声色で強く自身の頭を両手で抑えうずくまる
「おいマルコ!!何すんだよﾂﾂ!!!」
「お前がうるさいのが悪いんだよい」
「つっても殴る事ねぇだろﾂﾂﾂ!!!!!」
なかば少し涙目になるエースは頭上にいるマルコを見上げながら講義の言葉を叫ぶ
長男と末っ子でグチグチと口喧嘩が勃発したようだ
言ったら言い返しを繰り返しながらを止めようとせずに笑っている周りのクルーこと家族達は"いつものこと"と思いながらラジオ感覚のように聞き流している
するとどうだろう怒りが頂点に達したエースがこんなことを言い出した
「んで俺ばっかりいつもいつも怒られなきゃなんねーんだよ!!マルコのアホ!ハゲ!パイナップル!!!もう知るか!!!!!」
「なっ…!?誰がパイナップルだよいﾂ!!!あっ…こらエース!戻ってくるよい!!」
マルコは戻ってくるよう叫ぶがエースはその言葉を無視し甲板を飛び出し島の方まで逃げていった
「まったく…アイツは手間がかかるよい」
「でもよマルコー今日はちょっとやりすぎたんじゃねーか?」
そういいマルコに声をかけたのは白ひげ海賊団4番隊隊長のサッチである
「サッチかよい…」
「おいおいそんな怖ぇ顔すんなよ…」
俺は何もしてねぇだろ、と近づいたにもかかわらずマルコから一歩離れるサッチは軽く両手を上げている
「そんでー?俺らの可愛い末っ子君を何いじめてんだよ」
「別に、いじめてないよい」
心做しか覇気のない声でそう呟いたマルコにグフッと笑い出したサッチはエース同様マルコからゲンコツをくらわされた
サッチの唸り声が響く
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マジモンの名無し(プロフ) - なるほど。了解しました！また戻ってくることを願っております更新お待ちしております (9月9日 15時) (
レス) @page35 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
鯛代(プロフ) - マジモンの名無しさん» いえこちらこそコメントありがとうございました!!お名前把握です( ･ᴗ･ )⚐⚑ (8月31日 19時) (レス) id: c2aadc6f91 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前変えましたぬうです。リクエストのお話ありがとうございます！ (8月31日 17時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
鯛代(プロフ) - ぬうさん» 了解しました!コメントありがとうございます^^シャンクスの話もどストライクで良かったです!! (8月14日 11時) (レス) id: c2aadc6f91 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - ハクくんが人間化した時の姿で麦わら海賊団にあって欲しいです！後、シャンクスとのお話が凄くどストライクでした (8月14日 10時) (レス) @page27 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯛代 | 作成日時：2023年7月11日 14時
