ツンデレ...？な彼女の日常

体育の時間 ページ14

そ、そんなこと思ってたんだ...私なんかに

磯貝「俺は1人のクラスメイトとして言うよ。
君と友達になりたい！！」

友達に？私と？
な、なんか告白みたい...
いや、実際違うんだけど...告白みたいに磯貝くんの気持ちが凄く伝わってくる

本当は1度もあんなこと思ってなかったんだ。
けど言わないと...いけないような気がして...


A「...なりたい」


磯貝「え？」






A「私...磯貝くんと...と、友達になりたい！」

勇気を振り絞って伝えた素直な私の心
その言葉を聞くと彼はすごく嬉しそうに笑った

ドキッ

磯貝「え、えっと...取り敢えずたとうか。
この体制...かなりキツい。その...精神的に良くないので...」

私は自分の体制を思い出し、急いで降りた

磯貝side

一ノ瀬さんに俺の気持ちを伝えた
正直、さっきみたいに冷たく言われるのかなと覚悟していた。

でも返ってきたのは...


A「私...磯貝くんと...と、友達に...なりたい！」

だった。

途切れながらも、でも素直に言ってくれる彼女を見てすごくかわいいと思ってしまう。
嬉しすぎてつい笑ってしまった。
彼女といると何も無くても笑顔になれるんだ。


...けど、友達になれたのは嬉しいけどこの体制...
キツい！！いや、体の方は大丈夫だよ？
問題は精神的な方で...
それにほら、ほかの男子からの鋭い視線と殺気を感じる。
女子からも痛いほど伝わってくる。

磯貝「え、えっと...取り敢えずたとうか。
この体制...かなりキツい。その...精神的にも良くないので...」

最初、何を言っているのか分からなかったのかキョトンとしていたがちょっと気恥しい空気が流れる。

磯貝「ナイフの訓練終了。
で、次は烏間先生に当てるんだって
行こ？」

俺は彼女の手を取り二人で歩いていく
手を繋ぐことに慣れていないのか視線をあちこちにさ迷わせている

こんな姿も可愛い...

みんなのところへ行くと、丁度ゆきちゃんがしていた。
主に体術を使って烏間先生にナイフを当てる

す、すごい...

隣にいる彼女をちらっと見るとゾクッとする程真剣な目で二人を見ていた。

烏「次、一ノ瀬」

A「はい」

次は彼女の番らしい
俺の手から彼女の手が離れる。

磯貝「頑張って！！」

俺の言葉に頷いて返してくれた

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