エピソード10 ページ10
あれから、大広間に戻りそれぞれが雑談をしたりして過ごしていると俺の隣で座っていたAが眠たそうに船を漕いでいた
ロレ「眠いんなら膝、貸してやろーか？」
「いいの...？ありがとう。」
冗談のつもりだったけど
ロレ「まじか」
俺の膝に頭を預けてすぐにスヤスヤ眠るA
腹に顔を埋めて少し抱きつくように眠るからちょっとだけむず痒い気持ちになる
葛「すっかり懐かれたな〜、あんだけ警戒してたのに笑」
いつもならドサッと座る葛葉がゆっくりとソファに腰を下ろす
ロレ「ほんとだよ。...俺らとほとんど年齢も身長も変わらないし、容姿めちゃくちゃイケメンなのにこれなのズルすぎ。」
顔に掛かった髪の毛を触るとサラサラ過ぎて羨ましいを通り越してくる
アルス「あの、Aくんについてお話したいことあって...。」
だる「葛葉〜、A起きないようにしといてくれやん？」
葛葉「おっけ〜」
じゃす「どうしたの？？アルスさん。」
アルス「いや、あの..いつ言おうか悩んでたんだけど。Aくんの治療してる時見たんだけど その...。」
少し気まずそうにしているアルスさんが何を言いたいか察して声を上げる
ロレ「あ〜、、分かった。俺が変わりに話すよ。
多分、前の組織かそれ以前かわからんけど..Aは暴行を受けていたってところでしょ？」
俺が代わりに話すとアルスさんは気まずそうに頷いた
だる「暴行っていうと...？」
ロレ「暴力もあったと思うけど、多分、性的にもあったんじゃない？...今は消えてるけど、連れてきた時見えた肌にそれっぽいのついてたし。」
葛葉「はぁ〜、最悪すぎるだろあいつら。殺っといて正解だったな。」
じゃす「そんなことされてたのに..Aは自分の心配よりも俺達のこと心配してくれてたよね。」
へしこ「そうっすね、俺だったら周りなんかどうにでもなれって思うと思います。」
月島「それでも、この子は俺達のこと信じてくれたんだね。」
きっと、小さい頃から色々と苦労をしてきたんだろう
俺も、ここにいる奴らも荒れた環境で育った奴らが多いしそれがどんなに過酷かは知ってる
それに比べてAは特異能力者
俺達とは比にもならないレベルに違いない
だる「だからこそ、俺はこいつを全力で守るって決めた。...お前らに話してない事もまだあるからこの際だし話しとくか。実は、Aと俺は昔馴染みなんよ。」
唐突な告白に皆が驚いたように目を見開いた
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むぬま - 楽しく見させていただいています！スト鯖の小説…しかも男主、嬉しすぎます！このような作品は初めて拝見しました…！これからも頑張ってください (8月30日 16時) (
レス) @page3 id: fe180e4a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかぬん | 作成日時：2023年8月22日 23時
