【2j3j】【cr】savior 【男主】 (ページ9)

今日:17 hit、昨日:6 hit、合計:17,044 hit

エピソード9 ページ9

その場にいる全員が会議室に移動する

何故かいつも下座に座るボスに続いて
自分たちもそれぞれ適当に椅子に向かう

隣にいた彼はどこに座ればいいのか分からないのか何故か床に座ろうとしていた

ロレ「そんなとこ、座んないでこっち来いよ。」

俺の言葉にフッと顔を上げる彼は少しキョトンとした顔でこちらを向いた
困惑してる彼の手を引いて自分が座ろうとしていた横の椅子に座らせる

手すりがある椅子だから羽のせいで少し窮屈そうに座る彼に少し笑みを零しながら自分も席に着いた

だる「じゃあ、会議するぞ〜。Aの今後について。」

だるまが全員が座ったのを確認して言うと、みんなが真剣な眼差しでボスへ視線を向けた

だる「言いたくなきゃ言わんでもええけど...お前、Ruinよな？」

だるまの問いかけに彼は小さく頷いた
それと同時に握られた手に少し力が入ったのが目に入る

だる「だよな。俺たちとしては、お前を仲間にしたいと思ってるんやけど、お前の気持ちを聞きたい。」

「俺は、、誰かと一緒にいるのは避けたい。お前らも知ってるだろ、Ruinは国家の保護下にないといけない存在で、この前のヤツらみたいにこの力を欲しがる奴らも多い。俺と居るだけで、お前らに被害が加わる。」

俺のせいで誰かが傷つくのは嫌だ

少し寂しそうに彼はそう言った

葛「お前が言いたいこともわかる。でも、俺たちはそんなこと覚悟の上だし..どんな事があっても仲間は守る。」

へしこ「そうっすよ。俺たち、あんたより力は弱いかもしれないですけど、人並みよりは全然強いんスから！」

月「それに、1人は寂しいよ。それは、君がいちばんよく知ってるだろ？」

それぞれが彼に言葉をなげかける
みんな上辺なんかではなく、心からの言葉なのが伝わってきた
それは彼にも伝わったようで、綺麗な赤い瞳を見開いてびっくりした表情をしていた

だる「そういうこと。みんな、同じ気持ちやし...それに、お前のことは俺たちが守る。何があっても、手を離さない。

だから、俺たちの仲間にならないか？」

「...こんな俺で良ければ、みんなの仲間になりたいです。ならせて、下さい。」

少し声を震わせながらそういう彼
その返事を聞いてボスが加入の声を出すと
みんなが各々歓迎の言葉をあげた。

じゃす「オレ、ダウンしたまま放置マ？」