65話 ページ16
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JM side
グクやテヒョア、2人はAにお礼を言ってるけど…僕はまた何も言えずにその光景を眺める
「おい、っ何ヒーロー気取ってんだ！」
JK「っA！」
ｶﾞｼｯ
『骨折ったのにまだ動けんの？
折角良心で拘束しなかったのに。
関心関心！！
けど…
また汚ねえ口開いてんな。
何回言ってもわかんねえとか
は、お前ら脳味噌の皺たらねぇんじゃね？』
「す、んませんでしたっ」震
そして今この状況。
［回想終了］
僕達の縄を解いてくれてから
直ぐに人質にされていた子のお母さんが警察を呼んでくれていたみたい
パトカーの音が近付いてくる間
Aは1人1人に謝りに行っていた
怖いところを見せて、汚い言葉を使って、トラウマにさせてしまったら、この場に巻き込んでしまって、そして子供連れの人には特に念入りに謝っていた
血を見せて…すみません
誰1人怒ってる人はいない、逆に感謝してる人しかいないのにAは深々と頭を下げた
JK「Aが悪い訳じゃないのに…ね」
TH「ごめん、俺が今日、ここに来よって言ったからっ…みんな巻き込んで…っ」
JM「テヒョアの所為じゃないよ！
アイツらせいだ…！
僕達が今日来ても来なくても、ここに来た人たちの運命まで変えられなかったんだよ」
TH「ｽﾞｯ…うんっ」
次にAが向かった先はずっと気持ち悪い男に絡まれていた女性の店員さん
相当怖かっただろうな。
いまだに肩を震わせて床に力なく座り込んでる。
そんな彼女の肩を抱きしめてAは横に腰を下ろした
ｽﾞｷｯ
知ってる。この音が何を知らせているのか。
ただの嫉妬。それもこんな醜い。
警察が中に入ってきた
Aは女性の肩に自分の制服のブレザーを掛けて警察の元へ行った
警「Aさん！
いらしたんですね」
『はい
すみません。また、こんな事態になってしまって…
怪我人の手当てをお願いします。
あと心のケアも。』
警「任せて下さい！
Aさんがいらしたからあまり大事にもならなかったんですね！
ありがとうございます」
『いえ…やっぱり俺1人ですと駄目ですね。
周りの人を巻き込んでしまう。
それに、怖がらせてしまった…』
警「Aさんっ…
貴方はいつも勇敢です。
私たちが許可している事です。
犯人をしっかり捕らえてくださってありがとうございます！
ちゃんと罪を償わせます」
『…はぃ』
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作者名：diva | 作成日時：2021年4月11日 23時
