君は、不器用…なんだね(苦笑【男主】BTS (ページ10)

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9話ページ10

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JK side

待ちに待った6時間目終了

早くヤンコチ食べに行きたいのにこう言う時に限って
担任の話は長い

JN「2週間後、体育祭の種目決めするから
後ろに何の種目があるかプリント貼っとくから前持って決めておくように」

男「体育祭？早くね？」

女「何か団に分かれて演技するんだって～
1年、2年、3年の1クラスづつでわかれるとか」

男2「まじ？
先輩と組むってなんか怖…」

女2「先輩と出会いとかあるかな？」

女3「うわ～青春じゃん！」

JN「はいはい、早く帰りたいなら黙る黙る！

後、明日から1週間の間に遅刻したら早朝登校プラス放課後掃除だから！
めんどくさいし遅刻するな～」

男4「うわまじかよ！」

JN「よく遅刻するやつは気をつけろよ～」

男4「明日からの一週間は絶対遅刻しねぇし！」

『…、』

JN「じゃ、気をつけて帰れよ

さようなら～」

「「さようなら～！」」

明日から1週間…絶対遅刻したくない；

早速帰ろうとカバンを持ち上げ出口に向かうと
ｷｭｯ…っとブレザーが優しく掴まれたのに気付き掴まれた手を見る

手の感じ的に男だな
と思い目線を手から辿って顔を見ると

『…』

JK「どした？」

『…』

これは珍しい…Aが俺と目線を合わせずに立っていた

いつもAから話かけられる事はなくて
俺から話しかけるからちょっとびっくりした

どした？と声を掛けると俺のブレザー掴んでる手と逆の手が後ろでﾓｿﾞﾓｿﾞと動いてた

Aは目をｷｮﾛｷｮﾛ、ﾊﾟﾁﾊﾟﾁとさせて眉毛がハの字になってた
口もｷﾞｭｯと噤まれてて中々話そうとしない

取り敢えず掴まれてる手を掴んでブレザーから手を離させる
そしてAの方に向き直って話し始めるのをｼﾞｯと待つ

その時の俺はヤンコチの事なんて頭に無かった

『あの、これ…』

JK「ん？手紙？」

『違う
これ、グクさんの友達に渡しててくれないかな』

JK「？いいけど…これ何？
結構分厚いし硬いけど」

『その…て、…っ』

JK「や、言いたくないならいいよ！」

『て、定期！』

定期？
ジミニヒョンに朝から探すの手伝わされたあの定期？

それにしても何でAが持ってんの？

普段話す時はｽﾗｽﾗと出てきてるのに
今はﾓｺﾞﾓｺﾞと吃りながら話すA

『これ、多分グクさんの友達のだよな？
よく一緒にいる所見かけるから間違えてないと思うんだけど…』

まさかジミニヒョン…認知されてない？w

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