君は、不器用…なんだね(苦笑【男主】BTS (ページ9)

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8話ページ9

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JM side

"『はい、お待ちしてます』ﾌﾜｯ"

JM「…ﾊｧ」ﾎﾞｰｯ

JK「ジミニヒョン」

JM「…」

JK「ジミニヒョン！」

JM「うわ！何！」

JK「…ご飯、冷めますよ」

JM「あ、あぁ…食べるよ」

TH「さっきから上の空だね
何考えてんの？ニヤニヤしてキモいし」

JM「き、キモい？！
やぁ！テヒョナ！言っていい事と悪い事があるじゃん！」

JK「煩いです
周りに気を配ってくださいよ」

JM「ぁ…」

さっきからAくんのあの微笑みが頭から離れない
物凄く綺麗だった

普段はﾂﾝｯと無表情なのに笑うとﾌﾜｯて
テヒョンが言った通り周りに花が咲いたみたいだった

今頃何してるのかな
話せない予定…Aくんがいなかったら相手を怒らせてしまうとか言ってたよね

相手って……

JM「誰なんだろ…」

JK「さっきから何ですか…美味しく楽しくご飯食べましょうよ」

TH「本当だよ
さっきからため息ついたり訳わかんない事言い出したり」

JM「んん…ごめん」

JK「…」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾂ

店員さん「は、はい！/」

JK「ヤンコチ一人前追加で」

店員さん「かしこまりました」ﾆｺｯ

JM「や、まだ食べるの？！」

JK「ジミニヒョンのお金なんで」

JM「お前は遠慮という言葉を知らないの？」

JK「今のジミニヒョンに対しては必要のない言葉ですね」

JM「何だよ今の僕って…」

JK「そのままです」

それからグクは追加の一人前もﾍﾟﾛﾘと食べきり
お会計は予定より遥かに上回った

まあ…探してくれたし…？可愛い親友たちだしいっか

お店を出て3人で帰り道を歩く
グクもテヒョンもイケメンだからへんに目立っちゃって
僕もモテたいな、なんて(ジミンもイケメンに含まれてる)

ﾋﾟﾀｯ

TH「わっ、どしたの？」

JK「…そういえば」

TH「？」

JK「はい、これジミニヒョン」

JM「え？僕？」

JK「はい」

グクが立ち止まって僕に渡してきた"もの"

なんか物凄く見覚えがあるんだけど…なんだっけ
手紙にしては少し分厚い茶色い手紙封筒

裏を向けると封をしていなかった

引き込まれるかの様に封筒を開けて中身を取り出すと

JM「あれ…これ！僕の定期にカードケース！」

TH「おぉ！よかったじゃん！
てか何でグクが持ってたの？」

JK「えぇっと」

JM「この手紙封筒…見覚えがあるんだよね」

TH「俺も」

…あ！！

Aくんがグクに渡してたのにそっくり！

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