43話 ページ44
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貴方 side
『俺じゃ力不足ですか…っ？』
GW「そうじゃない。
そうじゃないから、泣きそうな顔するな。」
ｽｯ…
『ん…』
GW「若人からな…青春を取り上げるのは嫌なんだよ
悪かったな、こんな若くして任せてしまって。
私のせいで当主になって、中学の時は友達がなかなか出来なかったんだよな。」
『な、んで知って…』
GW「先生から聞いてたよ…笑
高校生になって…やっと友達が出来たんだな」
『〜っ、はい』
GW「なら仕事のこととか気にするな
今入ってるスケジュールも全部変更する！
もっと高校生らしく遊んでもいいんだよ、A」
『と、さん…』
高校生らしく遊んでいい…、嬉しい……
物凄く、嬉しい…！
今まで、スケジュールが組めない、そもそも友達がいない、俺が恐たあまり友達作れなかったけど
俺を受け入れてくれた人たち…大切にしたい。
仲良く…なりたい！
いっぱい遊びたいし出掛けたい！
もう、自由にしてもいいんだ…！
嬉しいあまり蹲み込んで涙を流す
久しぶりの涙に家族全員、しかもジェヒョクとソヌも加わって弄ってきたから顔に熱が集まる
涙もすぐに引っ込み話しはジミンさんの話に逆戻り
恥ずかしいことばかり言ってくるから顔から湯気が出そうなレベルで熱い！
冷たい手で頰を覚ましてると部屋に入ってきたジミンさん
突拍子に泊まるんですか？！なんて聞くと
案の定ジミンさんは戸惑った様子
親から許可も降りたみたいだ
どうしよう、本当に泊まるんだ…っ
吃りながらジミンさんと会話をしていたけど
全然言葉が出てこなくてまた下を向いてﾓｺﾞﾓｺﾞとして居たらテミンが俺に近づいて来て耳元で
ひとつ屋根の下、だね、w
ベットひとつしかないし…、一緒の寝るんだろうけど…何事もなければいいね？ww
なんて言ってくるからまた恥ずかしくなってﾎﾞｺﾎﾞｺと殴り追っかけ回す
テミンは"うっわ妄想してやんの〜！"と笑いながら逃げるから羞恥心と居た堪れなさ、そしてジミンさんに聞かれちゃうかも、という焦り
取り敢えず頭を冷やしたい。
こんな頭じゃ冷静に物事を考え出られない…
テミンと追っかけ合いしてると
そこまでにしろ
と父さんに捕まえられた。
身長が高い父さんに比べて俺もテミンも小さい。
父さんの両脇に捕まえられる俺たちを見て姉さんはﾌｯと笑った。
…？
あれ、ジミンさんどこ行った？
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作者名：diva | 作成日時：2021年1月29日 22時
