25話 ページ26
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貴方 side
"母親似、ね…微笑
でも…その二重の感じと吊り目、ガウンさんそっくり…
もう、諦めないとね"
俺と姉さん、2人で父さんの帰りを待っていた
父さんが今回の仕事は危ないからと近くにいた姉さんに俺を預けた
その時に姉さんが俺の頬を撫でて言った
その時の俺は8歳で何を諦めるのかよく分からなかった
でも今ならよくわかる
あれ以来姉さんは直ぐに結婚した
きっとお見合いでもしたのだろう
姉さんとは父さんの幼馴染と言うこともあるけど
姉さんのご両親が父さん行きつけの飲食店のお店をしていて会う機会が多い
姉さん自体は警察の手伝いをしていて、情報収集が物凄く優れている
だから父さんも姉さんを頼りにしているしこれからもお世話になる人
でも、今までは月に数回今回みたいに食事をしたりするんだけど
妊活を始めるみたいで当分会えない
きっと…臨んだ妊活じゃないんだろう。
今日、何回も見せた姉さんの表情
父さんの代わりなんて到底務まらないけど、応援のエールとして手の甲にキスした
俺なんかがやっても意味無いんだろうけど。
ﾕｻﾕｻ、ﾕｻ…揺
SN「ん…さん…、Aさん」
『…悪い、考え事してた
どした？』
SN「家の前に着いたんですけど…
なんかいます」
『猫？』
JE「に、人間ですっ
どうしましょう、なんか反感かうことして逆襲に来たとか？！
こわ、無理俺怖い！守って下さいAさん！」震
『んぐっ…』
SN「おいこら！Aさんに抱きつくな！」
JE「煩いチビ！」
SN「あ"ぁ"？ぶっ飛ばすぞ」
『それよりその人？は何処にいんだよ』
SN「あそこっす
ドアの横で蹲ってる」
JE「ぁ、あれ？
あの制服、Aさんと一緒じゃ」
あ、本当だ居るわ人
しかも制服、ジェヒョクが言った通り俺と一緒
つか、学校で俺の家知ってる奴いない筈なんだけど
んん…
黒髪で艶々でも髪は短くて到底女の子には見えないあの頭…見覚えが
『ぁれ…ジミンさん？』
蹲ってる体の横に置かれた鞄
そこに着いてる定期
俺が拾ったやつだ
また落とすから鞄にはつけない方がいいのに；
SN「知り合いですか？」
『あぁ、学校の…"友達"、だよ』
JE「ﾊﾟｧｱ
友達ですか！ｷﾗｷﾗ
なら俺たち先に入ってますね！
組長と姐さんには俺から伝えておきます！」
『あぁ、助かる』
車から出てジミンさんの元へ近付く
どんくらい待ってたんだろ…
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作者名：diva | 作成日時：2021年1月29日 22時
