君は、不器用…なんだね(苦笑【男主】BTS (ページ12)

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11話ページ12

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貴方 side

返そうと友達さんが逃げた方へ行き探したけど
結局見つけることができずに定期を持って帰ってきてしまった…

JE「あれ、Aさんカードケース変えたんですか？」

『いや、落としもん

渡そうとしたけど逃げちゃった』

SN「そいつ締める」

『急用があったのを思い出したんだろ；

ソヌはその喧嘩っ早い性格治せと言ったろ』

SN「…ﾑｯ

Aさんの為なら俺は誰にも負けません」

『はっwすんげぇ告白じゃん』

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…

SN「やっぱAさんの手好きっすわ」

JE「いいなぁソヌ
俺も撫でてくださいよAさん！」

『？いいけど』

JE「へへっ//

まじ気持ちいわ～手小さいのにね？w」

『ふw一言余計w

友達に渡して貰えばいっか
俺が直接返すよりも絶対その方が受け取ってくれるし』

SN「なあなあAさん
此れから外でさ、若旦那って呼んでいい？」

JE「あ！俺もそう呼びたい！
まさかソヌ、あの漫画読んだ？！」

SN「おうw」

『はあ…何のことだかさっぱりだ；

もう勝手にしてくれ呆
けど学校ではそう呼ぶなよ』

「「はい！」」

朝、直ぐにグクさんに定期を渡そうと思ったのになかなか渡せず結局放課後に
絶対渡そうと心に決めてｿﾜｿﾜしていた

決心した時に限ってソクジン先生の話は長い

俺の頭には早く渡さないと、渡さないと！って頭がいっぱいで
ソクジン先生が何を言ってるかなんて全く頭に入ってこない

やっとソクジン先生の話が終わって帰ろうとするグクさんを何とか呼び止めたくて…
でも声が出なくてブレザーの裾をｷﾞｭｯと摘んでしまった

案の定ぐくさんは驚いてこちらを見ていた
俺から話しかけたことないからびっくりしてんだろうな；

いざ自分から話しかけるのは慣れてなくて中々言葉が出てこなかった

グクは何も言わずに俺の手を握りこちらに向き合ってくれた

あまり待たせる訳にはいかない
深呼吸をしてグクさんに定期を渡す

『あの、これ…』

JK「ん？手紙？」

『違う
これ、グクさんの友達に渡しててくれないかな』

JK「？いいけど…これ何？
結構分厚いし硬いけど」

『その…て、…っ』

言えよ俺、普通に定期って言うだけじゃん；
何をそんなに戸惑ってんのか自分でもわからんけど

俺…コミュ症なだけだわ←

JK「や、言いたくないならいいよ！」

『て、定期！』

やっと言えたぁぁああっ

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