56話 ページ6
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貴方 side
……スンチョルさんお疲れかな。眠そう。
バックミラー越しにドギョムさんと目が合い、声のボリュームを小さくする様ジェスチャーすれば直ぐに察してくれた。
本当いい人。
家に入るまで見届けるのが俺の仕事。
2人が入って扉が閉まるまで見届ける。
俺はこの人達と同じマンションで階が違うだけだからエレベーターを待つ。
…言っても1つ上なだけだけど。
最悪な事にそこしか空いてなかったらしい。
あの人たちの宿舎との距離は1番上の階から1番下の階の差があっても足らないくらいなんだけど。
まあ、こんないい寮を用意していただいてる以上文句なんてもってのほか。
無駄に階が多いからエレベーターが来るのも遅い場合が多い。
携帯を触りながら待ってると音がして前の扉が開いた。
1人だと無駄に広いこのエレベーターに居心地悪さを感じて端っこに立って閉じるボタンを押す。
バンッ
『ぅえ?!』怖
JH「やっばりAだった!!」
『おい、公共の場だぞ帰れ!』
JH「誰も乗ってないじゃん!」
『みんなが使うんだよこのエレベーター!
止めるな!』
JH「わかった」
『おいなんで入ってくるんだよ!』
JH「だって止めるなって。」
なんでこんな時だけ馬鹿正直に従順なんだよ。
つか入ってこないで自分の宿舎に帰れよ。怒
JH「昨日なんで休みだったの?
俺の個人カット撮影だったのに!!」
『急遽休みになったんです。
あと誰の個人カットだろうと休みなら休むんです』
JH「…ムカつく。」
自分の寮に入ったらジョンハンさんにバレる。
いや、別にバレてもこれから来る事ないだろうけど意地でもバレたくない。
だからと言ってこのエレベーター前で話してたらいつか人が来る。
今だってエレベーターは一階に向かっててきっと人を乗せて上に上がってくる。
それが何階で止まるかわからないし、なんならこんな多い階があればこの階に止まる確率なんてほぼ無い。
でももし、ジョンハンさんだって人にバレて写真撮られたりsnsでこのマンションに住んでることを書き込まれたら…?
ガシッ
JH「や、やあ!どこ行くんだよ!」
『静かにしてください近所迷惑。』
JH「どこ行くの?!」小声
『人に見られたら俺の人生終わるんで。』
流石にまだ仕事辞めたくない。
不本意だが有名なグループのマネージャー出来てるわけだし。
男のグループだけど。
て事で…
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な - パスワードって教えていただいてもいいですか?続編楽しみです! (4月20日 12時) (レス) @page42 id: 9e739421de (このIDを非表示/違反報告)
diva(プロフ) - リアさん» こちらの全てのお話を出したら公開します>< (4月15日 0時) (レス) id: d01a7fc2e7 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - パスワード知りたいです🙇 (4月9日 12時) (レス) id: 1129349df8 (このIDを非表示/違反報告)
diva(プロフ) - (名前)もったんさん» 続編はこちらのお話、100話まで公開してから全体公開にする予定ですのでお待ちくださいませ^ ^ (4月8日 19時) (レス) id: d01a7fc2e7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)もったん(プロフ) - 続編を見たいのでパスワードを教えていただきたいです🙇♀️ (4月8日 5時) (レス) @page40 id: 8ddc022477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:diva | 作成日時:2023年9月13日 21時