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84話 ページ34

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貴方 side




スタッフ達までこの異様な光景に一瞬時が止まったけど
一斉に空気を読んだのか体も口も動かし始めた。


注目されたくないし、何でここで…なんて思ってしまうけど
まあ、俺が理解できなかったのがダメだったのかと反省。





確かに好きじゃない人と無理にくっつけようとしてしまったし。
取り敢えず目の前で遂に流れてしまった涙をハンカチとか持ち合わせてないし素手で拭う。

あぁどうしたらいいんだ。
女の子とは仲が良かったし恋愛話とかもよくしてたけど
扱いに慣れてるわけがない。
何たって女の子と付き合ったことなんてないし。






MK「その行動も、想わせぶりだよ…
いいの?勘違いしてもっ」

『…取り敢えずここじゃ人目もありますし
時間も撮影まで少しならあるので人通りの少ないところにでも…』

JH「どこ行くの?」




涙を拭いてた手を掴まれて引き寄せられる。
何、急に…
目の前の子には申し訳ない、けど…
こんなやつにドキドキしてる自分にも驚いてて体が固まった。



つか、どこ行くのってさっきの会話聞いてただろ。




JH「Aは俺に用事があるんでしょ?」

『ねえから離せ。』

JH「あるってば」

『離せって。

いきましょ』

MK「は、はい…!」




腕を振り払ってメイクさんと一緒に楽屋を出る。
ドアを閉める時に見えたジョンハンさんの顔はどこか焦ってるようにも見えた。

何でそんな顔するのか理解出来ない。
けど取り敢えずこの子と向き合わなくちゃいけない。



恋心を、無視するわけにはいかない。








MK「ごめんね…あんな人前で。
前にAくんが注目されるのが苦手だって言ってたのに…つい勘違いされるのが嫌でっ」

『いや、ほんとに俺が悪かった。
勝手に勘違いしてくっつけようとするとか…最低すぎるよな。』

MK「私、ずっとAくんが好きだったんだよ?
全然気付いてくれなかったけど…w」

『本当に気付かなかった。
いつもジョンハンさんの事聞いてくるから好きなのかと…』

MK「いつも2人でいるから、ちょっと嫉妬しちゃったのかも。
距離も近いし、男の子同士だしお友達みたいな感じだってわかってるんだけど…ジョンハンくんもメンバーの皆んなと接してる時とAくんと話してる時がちょっと違うように感じたから。」

『うん…ごめんね。
それに君の気持ちには応えられない。ごめん。』

MK「うぅん、いいの。
これからも今まで通り、ね…!」







男同士だし、ね…



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- パスワードって教えていただいてもいいですか?続編楽しみです! (4月20日 12時) (レス) @page42 id: 9e739421de (このIDを非表示/違反報告)
diva(プロフ) - リアさん» こちらの全てのお話を出したら公開します>< (4月15日 0時) (レス) id: d01a7fc2e7 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - パスワード知りたいです🙇 (4月9日 12時) (レス) id: 1129349df8 (このIDを非表示/違反報告)
diva(プロフ) - (名前)もったんさん» 続編はこちらのお話、100話まで公開してから全体公開にする予定ですのでお待ちくださいませ^ ^ (4月8日 19時) (レス) id: d01a7fc2e7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)もったん(プロフ) - 続編を見たいのでパスワードを教えていただきたいです🙇‍♀️ (4月8日 5時) (レス) @page40 id: 8ddc022477 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:diva | 作成日時:2023年9月13日 21時

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