だから、嫌いなんだってば 2【男主】SVT

73話 ページ23

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貴方 side





風呂洗って早速入って行ったジョンハンさんが上がってきた。
…風呂から上がるの早過ぎだろ。
ちゃんと洗えてんのか？


その後ジョンハンさんに"早くAも入って〜"って背中を押され渋々浴びる事に。
入る前に出て来るまでに帰れと言ったらんん〜っと生返事が返ってきた。







のに


『…帰ってくれません？』

JH「え、何で？」

『や、俺の家ですよ？』

JH「えぇ〜じゃあこれからいっぱい来るから鍵ちょうだい？」

『アイドルだからって怒られないと思ったら大間違いですよ？』

JH「ええええ」





まだいんのかよ。
鍵ちょうだいって…絶対ぇ渡さん。怒


ソファーでｸﾞﾃﾞｪ…っと寝転がってるジョンハンさんを上から見下ろす。
本当すっぴんなのに顔綺麗とかムカつくけど。





『本当、帰ってくださいってば。』

JH「何で？仲良くしたいだけなのに

そんなに俺のこと嫌い？」

『嫌いとかそういう事じゃなくて…』

JH「じゃあなんで？
友達とか家にあげるくせに俺はだめなの？」

『友達あげたことないですけどね。
ダメです。』

JH「なんかごめんw」




ムカつくな。怒
どうやって帰らす…？
二日酔いだけは避けたい。

昔1回だけ酔っ払った事があって、その次の日マジで気分悪くなったから酔っ払うまで飲まないって決めた。
年取ったし絶対もっとしんどい筈。
それに、ソヌにお前は絶対酔うまで飲むなと念押しされた。
そんな酒癖悪いか？俺。





『二日酔いが嫌なんですよ本当。』

JH「えぇぇええ
Aはこんな寒い中俺を1人で帰らすつもり？」

『宿舎まで送りますよ』

JH「んんんっ」

『…はあ、俺が負けです。
もう酔ってるんで。』

JH「絶対嘘でしょw」

『どうしたら帰るんですか』呆

JH「一緒にいたいもん〜」






一緒にいたいとか、言うなよ。
仰向けで足をバタバタさせて駄々こねるジョンハンさん。

クビ覚悟で言うか？


言ったら離れていくだろ。
同じ空間にいるのもキモいってすぐ宿舎に帰るだろし。
メンバー想いなジョンハンさんだったら自分の弟達に手を出してほしくないからって俺の事即クビにしてきそうだし。




『…俺、女の子に囲まれたくてマネージャーになったって言いましたよね？』

JH「？うん、何急に」

『それ、嘘ですよ。
お金の為はあってますけど





恋愛対象、男なんで』

JH「…は？」




案の定俺を見て固まった。
大きい目を更に大きくして。

だから帰れって言ったのに。






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