62話 ページ12
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JH side
落ち込んだウォヌを駆け寄ってきたミンギュとドギョムたちに任せて俺は練習室を出て行ったAを追いかける。
はあ、これから何回も踊らないといけないのに何で体力使わないといけないかなあ。
Aは案外遠くに行ってなくて自販機の横にあるソファーに腰掛けて目元にタオルを置いて上を向いていた。
…唇の色綺麗。
リップ塗ってるところを見たことあるけど全部透明で色がつくやつじゃなかったのに。
…ってどこ見てんだ。俺。
自分に呆れながらタオルをそっと取ると
思ったより距離が近かったからかゆっくり開いた目が更に大きく開いた。
『ぅわ"!』
JH「わ!」
ゴチッ…(頭ぶつかった音
JH「ぁあ"-!」
『い"ったあ』
JH「急に起き上がるなよ…」
『ち、近過ぎるからっ』
JH「ごめん、」
2人でおでこを撫でながらお互いの顔を見て笑う
逆にぶつかってよかったのかも。
空気が軽くなった気がする。
JH「ウォヌに何かされた?」
『や、別に何でもないですって』
JH「そんなわけないでしょ
Aが何にもないのに怒るわけないじゃん」
『本当ただの悪ふざけなんでジョンハンさんには関係ないです』
JH「ムカ
はあ?関係なくないし」
何だよ俺は関係ないとか。
ムカつく。
言うまで練習室に戻らない。絶対。
Aも帰さない。
黙って横に腰掛けてAを帰すまいと腰に手を回して肩に頭を預ける。
最初は離せだうるさいし暴れるしだけど意地でも無言で離さずにいると大人しくなってまた沈黙。
少ししてAが口を開いたと思ったら
身長小さいって揶揄われたと小さく漏らした。
JH「は?それだけ?」
『はい、そうです』
Aがそんなので怒るわけないでしょ。
これは嘘ってわかってる。
けど
JH「…そんなことでウォヌの胸ぐら掴むなよ。
俺の可愛い弟なんだから」
『ほんとすみません。
マネージャークビですよマジで。』
JH「辞めさせるわけないじゃん」
『…そうでしたね。』
JH「…嫌味だけじゃないから。」
『え?』
JH「弟たちも懐いてるし、もう信頼し合ってるでしょ?
長くやっていこうよ。
seventeenを支えて」
『……はい、任せてください』
ここは、深掘りしない方がいい。
きっとこの線を越え過ぎたらダメな気がする。
Aがいつか言いたくなった時でいいや。
十分、それでいい。
待ってるからいつか話してよ。A。
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な - パスワードって教えていただいてもいいですか?続編楽しみです! (4月20日 12時) (レス) @page42 id: 9e739421de (このIDを非表示/違反報告)
diva(プロフ) - リアさん» こちらの全てのお話を出したら公開します>< (4月15日 0時) (レス) id: d01a7fc2e7 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - パスワード知りたいです🙇 (4月9日 12時) (レス) id: 1129349df8 (このIDを非表示/違反報告)
diva(プロフ) - (名前)もったんさん» 続編はこちらのお話、100話まで公開してから全体公開にする予定ですのでお待ちくださいませ^ ^ (4月8日 19時) (レス) id: d01a7fc2e7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)もったん(プロフ) - 続編を見たいのでパスワードを教えていただきたいです🙇♀️ (4月8日 5時) (レス) @page40 id: 8ddc022477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:diva | 作成日時:2023年9月13日 21時