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○〈科em〉 ページ5
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「エーミールさんの髪好きです。私とおんなじ癖っ毛。ほら、みてくるくるしてる。」
em「そうですか。それは良かったですね。」
「エーミールさんは癖っ毛好きですか？」
em「……えぇ、気に入っていますよ。」
「ほんとですか！？ やったぁ、嬉しいです。私、癖っ毛好きじゃなかったけど、エーミールさんとおそろいだから、好きになりました。おそろいですよ、嬉しいですね！」
em「はいはい、嬉しいですよ。」
・・・・・・
em「癖っ毛か……。」
地毛は全て毛先が下に伸びたストレート。あれは変装のためつけていたカツラ。もうどこに行ったかわからない。証拠を消すため捨てたか燃やしたか。
彼女も今どうしているだろう。別にただの護衛だったし、どうしているかなんて気にしていないが。
洗面台でくるりと飛び出た寝癖を直し、その場を去った。
。。。。。。。
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作者名：ぐりんてぃ | 作成日時：2023年12月23日 8時
