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そろそろエーミールさんが帰ってくる時間。流石に下着だけは寒いからカーディガンを羽織っている。
がちゃ、ドアの鍵が開けられる音。来た！ 急いで玄関に向かう。
em「ただいま帰りまし___」
「エーミールさん、どう？ かわい___」
em「なｯ、なんｯｯて格好をしているんだｯｯ!!!!」
そう怒鳴られ、圧倒されて崩れるようにそこにぺたりと座り込む。
あれ、エーミールさん、怒ってる……？
em「あっ、す、すみません。風邪をひくでしょう……？」
はっと我に返ったのか慌てて謝るエーミールさん。私は思っていたのとぜんぜん違う反応で、驚いて口をぱくぱくしている。
em「ｯｯ、あ、すみません、そんなつもりは……。」
気づいたら泣いていて。
恥ずかしい、自分がこんなことして怒られるのは当たり前なのに。
「エーミールさん、怒るとは思わなくて。びっくりして、」
em「すみません、怒鳴るつもりはなかったんです。驚いてしまって。」
エーミールさんはコートを掛けてくれ震える私を優しく抱きしめた。
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作者名：ぐりんてぃ | 作成日時：2023年12月23日 8時
