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「んーと、えーと、本当は、アクセサリーとかだとおもうんですけど……。」
em「何でも良いんですよ。Aさんが欲しいものであればなんでも。」
「……私、ドレスがほしい。」
em「ドレス……？」
エーミールさんは思っても見ない答えだったのかきょとんとする。そう、ドレス。少しして彼は「ウェディング？」と聞く。いや、それもいいけど。今回は違う。
「私、小さい頃お姫様好きで。ずっと、ずっと可愛くて素敵なドレスを着たお姫様に憧れてたの。でもお金ないからせめてもの可愛いお洋服とかでさえ買えなかったから。……今可愛いドレス着て、小さい頃の夢を叶えたいなぁって。えへ、恥ずかし。」
em「そんなことありません。」
「……そうかな。」
em「えぇ、それをプレゼントしましょう。今度の休み、一緒に買いに行きましょうか。」
「でも、普段仕事着だし、ドレスなんて着ないから勿体無い……。」
em「飾るだけでも悪くないでしょう？ ___そういえば、最近は普段着として着ることのできるロリィタファッションというものがあるそうですよ。それも見てみましょうか？」
「ん、何それ。それ可愛い。欲しい。」
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作者名：ぐりんてぃ | 作成日時：2023年12月23日 8時
