プロローグ ページ1
タンバルン王国の城下、今日も人々は生活を営む為に港へ、山へ、国へ、店へ行く。
賑わう街道。談笑や呼び込みの声が響く人通りの中、誰もが一歩引き下がっているところが一つ。
果物屋の前でお祭りでもないのに狐の面を付け、黒いローブのフードを深く被った少女が不審に見られないわけもなく、周辺に人は近寄らない。その様子に困った店主は客だがやむを得ないと声をかける。
「嬢ちゃん、顔を隠すの、やめた方がいいぜ？怪しまれるし…。」
小声で客も来ねえ、と添えた店主に気付いた少女はお面を取るためにつなぎ止めた赤い紐に手をかける。
『それはすまない。』
少女は狐の面を腰に巻いたウエストポーチに仕舞うと、赤い林檎を店主の前に出す。
『この林檎、いくらだろうか。』
次にフードを取ると、黒に染めた髪と赤い瞳が現れた。
店主は戸惑いながら指定していたよりも少ない額を口にし、少女から代金を受け取る。
『ああすまない、それと一つ。』
去り際に少女が置いていった、言葉に水をかけられた気分になった店主はやってきた他の客に気を遣われながらあれは詐欺だろう、と去っていく少年の背に向けて。
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りなーる(プロフ) - 更新待ってましたぁぁ！ありがとうございます！また楽しみにしてます！ (5月29日 23時) (
レス) @page39 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - ゼン落ち探してたのでとても嬉しい作品です！更新とても楽しみにします！頑張って下さい！ (2018年9月4日 0時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
漫画大好き少女(プロフ) - 私も思ってました！流石にオビオチが多すぎてゼン落ち探してましたよ〜w (2018年2月21日 19時) (レス) id: 412f05bc98 (このIDを非表示/違反報告)
はいざそう(プロフ) - コメントありがとうございます！ですよね、ゼン落ち少ないです…これを機に！とは言いませんが、ゼン落ち増えてくれたらなあと思ってます。見てくださる皆さんの為に頑張りたいと思います、励みになりました！ありがとうございます。 (2017年12月26日 23時) (レス) id: 3f8fc48687 (このIDを非表示/違反報告)
(｡ゝωσ)ｼｬﾗｯ☆(プロフ) - はじめまして！ゼン落ちが少ないっていう話私も同意見です！！ 書こうかなと思っていたんですけど書くネタがなくて更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2017年12月26日 20時) (レス) id: 0de7fe527f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいざそう | 作成日時：2017年11月25日 18時
